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445 名前:ドモンの兄弟子奮闘記 ドモンの弟弟子1/6投稿日:2007/01/03(水) 04 59 35 ID fzYHPj+l ある晴れた正月の朝、ガンダム家では・・・ ギンガナム「うむ、今日のローラの卵焼きも絶好調である!!!」 キラ「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」 シン「今日もギンガナムさんに卵焼き取られたな・・・ってキラ兄、俺の卵焼きを取るんじゃねえよ!!!」 アムロ「お前達、新年だと言うのにもっと静かに出来ないのか!!!」 ドモン「キラ、以前見せたあの根性はどうした!!!」 カミーユ「新年になっても、これだけは変わらないんだな・・・。」 ガロード「そう言えばさ、お年玉とかある?」 ロラン「うーん・・・今月の家計簿を見ると、少し苦しいです。」 コウ「お年玉で新しいガンプラ買おうと思ってたのに・・・。」 ジュドー「俺も新型ゲームが欲しいんだけどなー。」 アル「僕もザクが欲しい・・・。」 シュウト「それより、餅が食べたいなぁ。」 ウッソ「(今年もジュンコさん達から沢山お年玉貰えるかなぁ・・・。)」 ヒイロ「・・・・・・・・・・・・。(黙々と食事中)」」 シロー「よし、今日は初詣にいって今年こそキンケドゥを捕まえられるよう願掛けしようか。」 シーブック「(うー・・・ちょっと気まずいなぁ・・・。)」 いつものように彼等らしい平和な朝であった。 しかし、本当にこの一家は多いものである・・・(一人例外はいるが)。 そんな平和な朝食後、キャプテンの一言からこの話は始まるのであった・・・。 446 名前:ドモンの兄弟子奮闘記 ドモンの弟弟子2/6投稿日:2007/01/03(水) 05 00 40 ID fzYHPj+l キャプテン「アムロ、年賀状が届いていた。」 そう言ってキャプテンが居間に入ってきた。 手にはダンボール箱一杯の年賀状が来ていた。 アムロ「今年も結構来たな・・・ブライトとセイラさんと・・・あれ、何だか悲しい気持ちになるなぁ・・・。」 ジュドー「俺にも幾つかあるな・・・いつも年賀状出してないのに。」 ガロード「ティファからだ。それとウィッツとロアビィとジャミルと・・・」 シーブック「セシリーとトビア、ザビーネとカロッゾさんとドゥカチさんと・・・。」 コウ「ガトーから年賀状だ、ニナからも・・・シーマからも・・・。」 シロー「隊のみんなからと・・・アイナからだ。(今年もよろしくか・・・嬉しいなぁ)」 キラ「アスランにラクス、ディアッカにカガリに・・・うっ、フレイ・・・。」 シン「レイとルナマリア、それにマユとステラ・・・。(マユ・・・今年こそミンチから守ってやるからな)」 ウッソ「シャクティからのと酒楽隊からのとカテジナさんのとマーベットさんのと・・・(以下女性から)」 カミーユ「ファとロザミィとフォウとエマ先生と・・・。(こちらも女性からの方が多い)」 ロラン「ディアナ様とキエルお嬢様、ソシエお嬢様とそれから・・・。(グエンからの年賀状はアムロの命令によってキャプテンが排除した)」 ヒイロ「デュオ、トロワ、カトル、ウーフェイ・・・リリーナ・・・。」 アル「バーニィとクリスからと・・・。」 シュウト「えっと、僕のは・・・。」 ギンガナム「小生にも来ておるな」 シン「・・・何で他人のあんたの分まで届くんだよ。」 そんな感じでみんなそれぞれ年賀状を見ていた。 その時、ドモンは自分宛の年賀状からあるものを見つけた。 ドモン「あ、師匠から年賀状だ。」 447 名前:ドモンの兄弟子奮闘記 ドモンの弟弟子3/6投稿日:2007/01/03(水) 05 02 23 ID fzYHPj+l ドモンが今手にしているのは東方不敗からの年賀状・・・と言ってもはがきではなく何故か巻物だった。 シン「なんで年賀状に巻物なんか送ってくるんだ?」 ロラン「あれがマスターアジアさんの年賀状なんですよ。ドモンは毎年送られてくる年賀状を大切に保管してるんですよ。」 アムロ「よく知ってるなロラン。(そう言えばマスターの年賀状は初めて見るな・・・何年も一緒に住んでるのに)」 そんな中ドモンは巻物の紐を開けると読み始めた。 そこには東方不敗直筆の言葉が書かれてあった。 東方不敗『ドモンよ・・・もう早くも新年になるが鍛錬は怠っておるまいな?ワシは今アメリカで流派東方不敗を学ぶに相応しい若者を捜しておる。』 ジュドー「あれ、東方不敗って最近までこの辺にいなかったか?」 ガロード「何時の間にアメリカまで行ったんだ?」 アムロ「何せドモンの師匠だからな。あの人は何でもありなんだ。」 シン「(良いのか、そんなんで?)」 東方不敗『(しかし、最近の若者は軟弱すぎる。ワシが東方不敗の素晴らしさを教えようとしておるのにみんな逃げてしまうのだ。)』 ジュドー「そりゃああんなまともじゃない武術なんて学びたくないよな。」 ガロード「あれを学ぶのってドモン兄さんみたいな変人だけだぜ。」 キラ「(僕達も人の事言えないような・・・。)」 東方不敗『しかし、わしは諦めなんだ・・・流派東方不敗がどれほど素晴らしいものかを伝え続けた・・・そして遂に我が東方不敗を学びたいという若者を見つけた。』 ジュドー「・・・・・・いたよ、物好きな変人が。」 ロラン「へえ、あんな武術とは言い難いものを学びたい物好きさんがいたんですね。」 シン「・・・ロラン兄、さりげに酷いこと言ってるし。」 シロー「良かったなドモン、お前に兄弟弟子が出来たな。」 ドモン「ああ・・・俺もついに兄弟子か・・・。」 アル「・・・あれ、まだ続きがあるよ?」 アルが巻物を指さすと、確かにまだ続きが書かれていた。 東方不敗『そこでドモン、お前は兄弟子としてこの若者に流派東方不敗を教えるのだ。少年は今アメリカからお前の家に向かっている・・・これが届く頃には着くだろう。』 448 名前:ドモンの兄弟子奮闘記 ドモンの弟弟子4/6投稿日:2007/01/03(水) 05 03 36 ID fzYHPj+l アムロ「おいおい、いきなりな展開だな。こう言うのは事前に連絡してくれないと・・・。」 コウ「それならそろそろ着く頃なんじゃないかな?」 ガロード「・・・コウ兄さんいたんだ。」 ガロードの一言で部屋の隅に蹲るコウ・・・その時玄関のチャイムがなった。 ロラン「あ、お客さんかな?今行きま・・・。」 ヒイロ「待てロラン・・・俺が行く。」 ロラン「ヒイロ?」 ヒイロは突然そう言うと、立ち上がって玄関の方に向かった。 しばらくして「ぎゃ!?」という短い悲鳴が聞こえ、その後ヒイロが戻ってきた。 アムロ「・・・客は奴等か?」 ヒイロ「変態二人を確認・・・行動パターンから危険と判断してドクターJが開発した細胞分解光線銃で排除した。」 ガロード「うわっ、それってマジでミンチより酷くねぇ?」 ジュドー「つーか新年なのに懲りない奴等だな。」 キラ「これからもずっと続くんだね・・・。」 それからしばらくした後、二回目のチャイムが鳴った。 シュウト「またお客さんみたいだよ。」 ガロード「またあの変態どもか?」 ヒイロ「いや・・・あの光線銃で分解されたら一週間は元に戻れないはずだ。」 ジュドー「い、一週間って・・・。(なんつー恐ろしいもん作ったんだあのじいさん)」 アムロ「ん・・・この感じは・・・大丈夫だ、今度は変態達じゃない。」 アムロはニュータイプの感覚から相手がシャア達でないことを察知した。 しかし、それはつまり・・・。 シン「今度の客はニュータイプって事?」 アムロ「ああ・・・しかし、この感覚は初めて感じるような・・・。」 ジュドー「でも、何だか知ってる感じだな。」 ニュータイプ組は不思議な感覚を感じていた。 そんな中コウが玄関の方に向かった。 そして、玄関の扉を開けた・・・・・・。 449 名前:ドモンの兄弟子奮闘記 ドモンの弟弟子5/6投稿日:2007/01/03(水) 05 05 43 ID fzYHPj+l ????「おはようございます。」 扉を開けて現れたのは少年だった。 背中に大型のリュックを背負い、多少ぼろぼろの格好をしていた。 コウ「あ、おはよう・・・君は?」 ????「はい、ジュナス・リアムと言います。」 青年・・・ジュナスは自分の名前をコウに告げた。 ジュナス・リアム Gジェネシリーズに出てくるオリジナルキャラクターの一人。 ニュータイプで格闘値が高く、育てれば接近戦では強力な戦士になる。 アムロ「・・・で、君がドモンを訪ねてきたマスターの新しい弟子というわけだな。」 ジュナス「はい、そうです。」 数分後、居間にはアムロとドモンとジュナス、そしてお茶を持ってきたロランがいた。 自己紹介はいちいちやると長くなるので省略している。 ジュナス「一週間前、ごろつきに絡まれたのを東方先生に助けて貰って・・・その時に弟子にしてくださいって頼んだんです。」 アムロ「そうか・・・いや、しかしな・・・。」 アムロは悩んだ・・・話を聞いてみた限り、純真な少年という印象を受けた。 そんな彼をドモン達のような超(変)人世界に入れて良いんだろうか? 止めさせた方が良いんじゃないか・・・そう考えた。 ドモン「・・・立て。」 アムロが彼に流派東方不敗に入門する事を諦めさせる方法を考えていると、ドモンがジュナスに立つように促した。 ドモンの言う事を聞いて素直に立ち上がるジュナス・・・するとドモンは構えを取った。 アムロ「(ま、まさか・・・ドモンの奴、あれをやる気じゃ・・・。)」 アムロには悪い予感がした・・・当たって欲しくない・・・しかし、この予感は的中した。 ドモン「答えろジュナス、流派東方不敗は!!!」 ジュナス「王者の風よっ!!!」 アムロ「(やっぱりキターーーーーーーーー、しかもジュナスは既に東方不敗入りしてるーーーーーーーー!!!??)」 恒例の挨拶を目の前で始めるドモンとジュナス・・・だが、これだけでは終わらない。 ドモン「全新っ!!」 ジュナス「系裂ぅぅっ!!」 ドモン・ジュナス「「天破侠乱!!!!!!!!!!」」 互いの拳をぶつけ合うドモンとジュナス、彼等の周りには流派東方不敗独特のオーラが漂っていた。 そして最後に二人は互いの拳をぶつけ合った。 ドモン「見よ、東方はぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!!!!!!!」 ジュナス「赤く、燃えているぅぅぅぅぅううううう!!!!!!!!!!!!」 450 名前:ドモンの兄弟子奮闘記 ドモンの弟弟子6/6投稿日:2007/01/03(水) 05 08 15 ID fzYHPj+l ジュナス「先輩、これからの指導、よろしくお願いします!!!」 ドモン「よし!!!」 熱い挨拶が終わった後、二人は堅い握手を交わした。 今、二人は兄弟弟子の絆で強く結ばれたのだ。 アムロ「それで、これからどこで暮らすんだ?」 ロラン「アパートとか住むところはあるんですか?」 ジュナス「え、東方先生はドモン先輩の家でお世話してもらえって言ってましたけど・・・聞いてませんでしたか?」 アムロ・ロラン「「・・・へっ!?」」 アムロとロランはそれを聞いて目を丸くした。 しばらくしてマスターの年賀状を見ると、最後の方にこう書かれていた。 東方不敗『なお、少年の生活費などはお前に任せる。これも修行の一環じゃ!!!』 アムロ「(あのじじー、勝手にこんな事決めやがって・・・こっちだって兄弟多くて生活苦しいんだぞ!!!)」 ロラン「(どうします、これじゃあ生活に支障が・・・。)」 ドモン「よし、これも修行の一環だ。お前はこれからこの家で住んで俺と共に修行するぞ!!!」 アムロとロランが考えていると、ドモンが率直で決定した。 勿論生活費とかは全く考えてない。 アムロ「お、おい、そんな勝手に・・・。」 ジュナス「はい、まだまだ未熟ですがこれからよろしくお願いします!!!」 ドモン「よし、まずは東に向かってダッシュだ!!!」 熱血にスイッチが入ったドモンはジュナスと共にすぐに家を出て行った。 残ったのはアムロとロランだけである。 アムロ「・・・・・・ロラン、胃が痛い。胃薬をくれ。」 ロラン「はい、アムロ兄さん・・・。」 ロランはアムロに何処からか出した胃薬を渡した。 それをアムロは水無しで飲み込む。 アムロ「・・・ロラン、またお前に迷惑を掛けてしまうな。」 ロラン「アムロ兄さん、それは言わない約束ですよ・・・。」 アムロラン「「・・・・・・はぁーーーーー。」」 この家に生活者がまた一人増えた事に二人は溜め息をつくのであった。 こうして兄弟弟子が出来たドモン・カッシュ・・・。 これから彼の兄弟子としての活躍が描かれるのである。 451 名前:ドモンの兄弟子奮闘記 後書き投稿日:2007/01/03(水) 05 16 20 ID fzYHPj+l 遂に始まりましたドモンの兄弟子奮闘記シリーズ。 これからドモンは兄弟子としてジュナスを鍛えていくことになります。 果たしてドモンは兄弟子として彼を流派東方不敗として鍛えることが出来るのでしょうか? 皆さん、どうか彼等を温かい目で見守ってください。 なお、ジュナスの存在は無視しても構わないので。 それと、出すの遅れてしまって申し訳ない・・・。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ Gジェネネタ ガンダム一家 ジュナス・リアム ドモンの兄弟子奮闘記 ドモン・カッシュ 東方不敗 正月 長編
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13 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/07(金) 12 43 58 ID ??? シロー「アムロ兄さん、たまには2人で飲みに行きませんか?」 アムロ「たまにはいいな…よし行こう」 ロラン「飲み過ぎないでくださいよ」 アムロ&シロー(いつの間に!?) アムロ「ときにシロー、アイナ嬢とはどうなんだ?」 シロー「ノリスさんからは許しを得たんですが…」 アムロ「ああ…ギニアスさんが問題なのか…大変だな…」 シロー「そういう兄さんはいい加減身を固めないんですか?」 アムロ「耳が痛いな…シャアはとある方を勧めるし…」 シロー「ああ…妹さんのことですか?」 アムロ「そうだ…確かに昔は憧れの人だったが…」 シロー「もれなくおまけがついてきますしね…」 アムロ「まったく、ダメ兄貴のクセに…」 シロー「ギニアスさんもダメ兄貴のクセに…」 アムロ「どうせ最後はパンチでやられたのに…」 シロー「コックピットをつぶしたのに撃ってくるなんて…」 シロー「あれ?シャアさんとギニアスさんって似てません…?」 アムロ「確かに…妹殺害未遂をやってるな」 シロー「妹にいつの間にか嫌われてますね」 アムロ&シロー「はぁ…だめだこりゃ」 14 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/07(金) 12 47 01 ID ??? シャア「ハックション!誰かが噂しているかな?」 セイラ「兄さんは自意識過剰すぎです!」 ギニアス「ゴハッ!アイナ薬を…」 アイナ「ノリス、買い物に行きましょう」 ノリス「そうですね…すいませんギニアス様」 ロラン「2人とも遅いですね…明日の朝ご飯は抜きです」 シャアとギニアスの共通点が多いので書いてみました。 ダメ兄貴、妹殺害未遂、主人公に妹をとられる、 ラストはパンチでやられる、終盤壊れ気味。 16 名前:思いついたのでおまけ投稿日:2008/03/07(金) 17 39 52 ID ??? ギニアス「さようならアイナ…嫌いではなかったよ…」 シロー「アイナァァァ!!」 シロー「これの後にアイナが実は生きてたってオチなんです…」 アムロ「まあ…この世界なら不思議ではないな…」 シロー「ただギニアスさんがその後にですね… ギニアス「一度見てみたかったのだよ。ゴーストとやらを」 シロー「ギニアス…俺はお前を…って!?アイナ!?」 アイナ「この世界なら死なないですからね」 ギニアス「ゴースト!?ぜひ調べさせてくれ!」 シロー「それでアイナが完全に怒ってしまいまして…」 アムロ「……(シローは必ず俺たちとは別居だな)」 シロー「あ!?しまった!兄さん、ロランが!」 アムロ「っ!?もうこんな時間だと!?」 アムロ「すまないロラン」 ロラン「2人とも明日の朝ご飯は抜きです!」 アムロ&シロー「ごめんなさい…」 アムロ「仕方がない…誰かの家に行こ…シャア!?」 シャア「ふむ…たまには3人で朝ご飯でも食べるか」 アムロ「いいだろう(明日は変態が1人減るしな)」 シャア「では行こうか。アルテイシアも待っている」 アムロ「セイラさんが?なんだか新鮮だな」 その後アムロは恋人たちと毎日朝ご飯を食べたそうだ… 17 名前:sage投稿日:2008/03/07(金) 19 23 01 ID 7yBa61z4 最後の一文はどういう意味? 18 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/07(金) 19 29 28 ID ??? 恋人たちと じゃないかな? 19 名前:通常の名無しの三倍投稿日:2008/03/07(金) 19 29 32 ID IE4eG9Xt ガンダムエースにそんな奴があったな ノリスに説教されるシロー 20 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/07(金) 19 46 36 ID ??? ×恋人たちに→○恋人たちと の間違いでした…orz ようは恋人たちがセイラさんに嫉妬?して… アムロ「ロラン…明日の朝ご飯は焼き鮭とみそ汁と海苔で頼む…」 ロラン「いったい何を食べさせられたんですか?」 アムロ「聞かないでくれ…思い出したくもない…」 ロラン「はあ…」 恋人全員がパンにハムエッグで牛乳という感じだったとか… link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ アムロ・レイ シロー・アマダ
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900 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/07/20(水) 06 22 53.58 ID ??? ジュドー「なあなあ。織田祐二が目薬を差すと、キターって叫ぶだろ? ウチにも、キターって叫ぶ家族、いるよな」 ガロード「キラ兄とウッソは、よく叫んでるな」 ジュドー「実はもうひとり、叫びやすいお方がいるんだよなあ、これが」 カロード「ああ、なるほど」 ロラン 「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」 ガロード「お。噂をすれば」 ロラン 「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」 ガロード「今日のは、また一段と激しいな」 ジュドー「タマネギ切るったって、ウチは量がハンパないもんなあ。 ……手伝いましょうか」 ガロード「そうするか」 ロラン 「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」 ガロード「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」 ジュドー「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
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風は、沈黙した。 世界を始まりへと戻す月光蝶は ふたつの思惑を巻き込み激しく衝突。 そして、選択されたひとつの未来。 地平彼方まで広がる月光蝶は やがて収束を始め光り輝く繭となった。 繭は2機のターンタイプを包み込み 再び眠りへといざなう・・・・・・・・。 もう2度とこの眠りが覚めないように。 覚めるような事が起こらないように。 人々は、そう願い、見守る。 ソシエ「あれ・・・・・・・・・繭の玉が立ってるみたい!」 フィル「ターンXとターンAの反応停止しました。」 ディアナ「そうか。ロランは?」 フィル「ソシエ・ハイムが収容しました。」 ディアナ「ああ・・・・・・・・・・」 戦いで多くのものを失った。 しかし、失った過去を背負って 人々は未来を探し、進み出す。 地球と月。 ふたつの世界に分かれてしまった人類は 今こそ再び世界をひとつにまとめるべく 歩み寄りを始めるのだった・・・・・・・・・。 そして、緩やかに時は流れる・・・・・・・・ ロラン「ディアナ様 また明日・・・・・・・・」
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694 通常の名無しさんの3倍2016/09/09(金) 20 08 52.15 ID eCBR0kiB0 ロラン「はいみんな、掃除機かけるからテレビの前ちょっとどいて下さいね」 『相変わらずイヌですね』『誰だおまえ』 ロラン「あれ、携帯のCM新しくなりました?」 ガロード「てぇか、ほんとに誰だあれ」 キラ「なんか、次男らしいよ。ネットのニュースで見た」 ガロード「いたのかよそんな奴!?」 キラ「これまで10年間ずっと2階にいたけど、影が薄いから気付かれなかったんだって」 ロラン「……ちょっと設定に無理があるような」 ウッソ「おかしいですよそんな家庭」 ガロード「だよなあwww」 バナージ「……えっ」
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1 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/14(木) 15 32 05 ID zwdw0Zx20 フォー!!!! (Ⅳ) \(●皿●)/<オーケーイ!!! ≪ ≫ 7 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/16(土) 22 51 55 ID fC8g1wqM0 【ロード中】 10 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/16(土) 23 54 40 ID rkj23H9X0 ロードが長いのでこれまでの装備所持品まとめ貼っときますね 11 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/17(日) 00 01 09 ID rkj23H9X0 -装備- ロラン 隼の剣 ガイアの鎧 ロトの盾 ロトの兜 サトリ ロトの剣 ミンクのコート 力の盾 ルーナ 雷の杖 水の羽衣 -道具- ロラン 薬草8 毒消し草5 聖水 キメラの翼1 たいまつ3 世界樹の葉1 世界樹のしずく1 委任状 邪神の像 復活の玉 ドラゴンキラー 魔よけの鈴 風のマント ロトの印 サトリ 薬草7 毒消し草4 聖水1 キメラの翼2 たいまつ1 魔法の聖水1 鍵あけの針金 銀の鍵 金の鍵 牢屋の鍵 商品券1000G ゴールドカード ただの紙切れ 機械人形の設計図 満月の塔の地図 光の剣 魔導師の杖 魔法の鎧 魔よけの鈴 ルーナ 薬草7 毒消し草5 聖水1 キメラの翼1 魔法の聖水1 祈りの指輪2 妖精の笛(レプリカ) 山彦の笛 月のかけら 魔導師の杖 力の盾 魔よけの鈴 命の石 所持者不明 罠の存在がたぶんわかる水色の石 戦士の指輪 (偽)コウモリの絵柄の薄いブックレット 綺麗に磨かれた手鏡 小さな十字架のネックレス(呪) ルビス像のお守り 水色の薄手のケープ <G> 14622 <紋章> 太陽-星-月-水- 13 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/17(日) 19 52 06 ID +jnK3YeC0 【ルール】 ここはドラゴンクエストIIのゲームブック風スレッドである。 文章の末尾に選択肢があるので、一番適当だと思われるものを選ぶこと。 一番多く選択された選択肢によって、主人公達の次の行動が決定される。 ちなみに、適当だと思われる選択肢が無い場合は任意に加えても良い。 初めから出現している選択肢が最善の選択とは限らない。 HP、経験値やレベルといった概念は存在しないが、 所持金や残りMP(回数制)という概念はある。 呪文ごとに消費するMP回数は違う。どのくらい減るかは各自で確認しておくこと。 そのくらいの事をしないようではハーゴンを倒す事など出来ない。 冒険には運、不運がつきものである。時々指示される「秒数チェック」がそれである。 指定されたレスの下1ケタの数字によって、運が良ければ主人公達が普段以上の力を発揮できたり、 思わぬ幸運に恵まれたりする。しかし、運が悪ければ、普段通りの力を発揮できないばかりか、 悲惨な目に遭うこともあるので注意すること。 しかし、秒数チェックだけで冒険の行方が全て決まるわけではない。 きっちりと戦略を立て、主人公達が力を最大限発揮できるようにする事の方が重要である。 14 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/17(日) 20 20 28 ID +jnK3YeC0 【六章二幕】 ロンダルキアへの道 いよいよロラン達がロンダルキアへと発する日がやってきた。 教会の前に、アルバレス達が見送りにきていた。 「俺が言いたいことはこれだけだ・・・生きて帰れ。男と男の約束だぞ」 「ああ」 「男通しの友情ってやつだな」 「みんなのためにも・・・絶対に帰ってくるからね!」 ロラン、サトリ、ルーナはアルバレスと一人づつ握手をした。 「では、よろしいでしょうか?」 神官長が三人にそっと声をかけた。 「行こう。もう時間がない」 ロランが先頭に立って神殿へと入っていった。 その後ろ姿が見えなくなるまで、アルバレスはじっと見つめていた。 「今となっては、俺に出来る事はもう祈ることしかねぇもんな・・・」 ロンダルキアへと続く旅の扉への通路は人一人がやっと通れるほど狭い。 「この旅の扉は、ハーゴンが蜂起してまもなく封鎖したのですが、デヌスが 無理矢理こじ開けてしまったようです。奴は再び必ず貴方たちを狙ってくるです。 くれぐれもご用心ください」 神官長がそう言いながら、他よりもひときわ重々しい石の扉に手をかざす。 大きな振動と共に、水色の円形のフィールドが現れた。 水色の円からは絶えず光がきらめいており、ゆっくりと光の粒子が浮かび上がっていく。 「ご武運を祈ります」 神官長が静かに手を合わせる。 「よっしゃ、行こうぜ!」 サトリが勢いよく旅の扉に飛び込む。 他の二人もすぐに続いた。 三人の姿はすぐに消え、後にはただ、水色の光をたたえる旅の扉が残っていただけだった。 15 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/17(日) 20 26 12 ID +jnK3YeC0 (・・・ここは?) ロランは虚空を彷徨っていた。 場所は勿論、上下左右も、時間も分からない。 (ロンダルキアは、本当に・・・) 何時間も続くかと思われたこの状況は、唐突に終わりを告げた。 ドスン! 三人はほぼ同時に床に落ちた。周囲の視界がパッと開ける。 辺りは一面、灰色の石畳と、前後に通じる通路があるだけだ。目印になるようなものは何もない。 と、通路の奥からグレムリンのような小悪魔が陰に消える様子が見えた。 「魔物か!?」 ロランは身構えた。他の二人はまだ状況が飲み込みきれずにボーッとしている。 1 魔物の後を追う 2 魔物を放っておく 16 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/17(日) 23 11 32 ID KJDzbWl50 とりあえず1。 17 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/17(日) 23 56 15 ID Woe177EB0 新スレ移行乙 2で 18 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/18(月) 02 05 56 ID GAye56Fa0 1かな 19 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/18(月) 20 36 44 ID ZS3tBJBR0 罠も多そうなので 2で 20 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/18(月) 23 03 51 ID Orqgvh5E0 1で決定しますた。 (同数の時は先に最大数に達した選択肢が優先されます) 「キ、キキキキ!」 物陰からこそっとグレムリンが現れた。 「い、い、いじめないでほほほ、ほほしいんだなな。 い、いいいこ、こ、こと、お、おお、お教えるんだからな」 元からこうなのか、それともロラン達に怯えているのかは分からないが、 とにかく吃音が異常に酷い。 1 脅して話す 2 優しく話す 3 ほっといて出口を探す 24 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 19 54 38 ID 0Q7wl7uF0 4にのってみようw 25 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 21 36 04 ID 1pMeGwDt0 4で!! 27 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/19(火) 23 09 40 ID Gpw+8wH70 4で決定しますた。 「我々はこれよりハーゴンの・・・・」 ロランが微笑みながら剣を抜こうとした時、 「わわわ、わわかったたよ。い、いい、いのちの、ももも、紋章が、 ろろ、ロン、ロロ、ロンダル、キキアの、どど、ど洞窟に、あああ、 ある、あるあ、ああるという、うう噂なん、だ、だなな」 グレムリンが震えながら情報を話した。 「本当か?」 「ほほ、ほ本当だ、だって、ば。で、でもな、ど、どど洞窟は、きき、 危険なん、なんなんだな。しし、知らねーぞぞ、おお、おいら」 そう言い終わるとまた物陰に退散してしまった。 「変なヤツ」 ルーナはそう言いながら祠の出口を探した。 出口はすぐに見つかり、石造りの扉を開けると、そこは荒涼たる岩山に 囲まれた狭い山道だった。ロンダルキアから吹き付けられていると思われる風が冷たい。 「さぁ、行こうか」 通れそうなところは、ロランの正面に伸びている道が一本のみだ。 と、遠くから何かピンクの塊のようなものが見えた。土煙と共に、だんだんそれは大きくなってくる。 「ヒババンゴ?」 ルーナが杖を構える。テパへの道の途中でも出会ったモンスターだ。 1 近くの岩陰に隠れてやりすごす 2 景気づけに迎撃 29 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/20(水) 21 06 17 ID TDagbZG80 1.ヒババンゴヒババンゴスルー 32 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/21(木) 22 51 26 ID ljcSUR/40 1で決定しますた。 近くの岩陰に隠れて、身を隠す。 土煙と共に、ヒババンゴの巨体が側を通り過ぎていく。 どこに向かって急いでるのかは知らないが、ヒババンゴはロラン達に全く気づかなかった。 「よし、いいだろう。出よう」 ロラン達は岩陰から出ると、再び歩き始めた。 歩いているうちに、周囲の岩山がどんどん高くなってくるように感じられる。 ロンダルキアを支える尾根に近づいているのだろう。 「おい、行き止まりじゃないのか」 サトリが足を止める。目の前には巨大な毒の沼が広がっており、 「はいるな きけん」という立て看板もあった。 毒気のために、ルーナが思わず二、三歩後ろに下がる。 「入るな、と言われてもなぁ」 この奥に、本当にロンダルキアへの入り口があるのだろうか?ロランは少し不安になっていた。 1 トラマナを使う 2 別の道を探す 3 毒消し草で強行突破 35 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 20 46 38 ID WqrEuVJ40 1で 36 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 22 36 37 ID iAy0mSoj0 1 37 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 22 46 22 ID fYMrxA4x0 1で決定しますた。 サトリがトラマナを唱えると【10回→9回】 やんわりとしたバリアが三人の周りに展開される。 毒の沼の毒気も大丈夫だし、何よりもぬかるんだ道を平地同然に歩けるのが大きい。 しかしながら、進んでも進んでも洞窟らしい入り口は見えない。 「この辺りで邪神の像を使うのかな?」 ロランは半信半疑ながら、懐の像に手をかけた。 「何よこのラクガキ」 右手に広がる岩壁を目にしているうちに、ルーナが岩壁に何か描かれているのを見つけた。 「問題です。ロトの子孫で一番強いのは? 答え ローレシア王子ロラン」 「・・・・???」 ロランは首を傾げた。こんなところに応援メッセージがあるというのもおかしな話だ。 何かのヒントなのだろうか?_ 「おい、こっちにもあるぞ」 サトリがラクガキを見つけた。 「それでは問題です。ロトの子孫で一番強いのは? 答え サマルトリア王子サトリ」 「ほらみろ、やっぱ俺様が一番なんだよ」 サトリは得意げだが、ルーナとロランはどうも腑に落ちない。 「なんだか気になるんだよなぁ」 1 そろそろ像を使ってみる 2 裏道がないか探す 40 名前: ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/25(月) 23 05 52 ID ZLmmXG2FO 現在BBQ食らい中・・・ 48 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/28(木) 23 30 29 ID OLObMmDA0 3 49 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/29(金) 11 09 38 ID NnKhaCps0 3 50 名前: ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/29(金) 12 50 59 ID QZAsgm6VO アク禁中につき携帯から 3で決定しますた。 岩山をよく調べて見ると、何か書いてある。 「ここで問題です。ロトの子孫で一番強いのは? 答え・・・ルーナ」 「何かの謎解きのヒント??」 ルーナは素直に喜ばない。 一通り、三人の名が出たということはやはり何かあるのだろう。 「一体なんなんだ?」 ロランは腕組みをして考えた。 1 邪神の像を掲げる 2 ルビスにアドバイスを求める 51 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/30(土) 09 13 28 ID NRXvcBVsO 2かな 52 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/31(日) 02 04 49 ID cvlLKJ6O0 2で。 53 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/31(日) 16 00 02 ID uGzu1Q7U0 2で決定しますた。 (お困りのようですね・・・) 「ルビス様、お願いします、この通りです!」 サトリが藁にもすがるような気持ちでルビスに祈る。 (・・・問題をよく読みましたか?「ロトの子孫で一番強いのは?」という文章は同じですよね? 「問題です。ロトの子孫で一番強いのは? 答え ローレシア王子ロラン」 「それでは問題です。ロトの子孫で一番強いのは? 答え サマルトリア王子サトリ」 「ここで問題です。ロトの子孫で一番強いのは? 答え;ルーナ」 ほら、何かが見えてきたでしょう?特に・・・文章の・・・一・・ば・・・あ・・・た・・・) ここでルビスの声が途切れた。 「あーあーあーあー、そういう事か」 「なーんだ、マジメに考えるだけ損しちゃった」 サトリとルーナは全てを理解してポンと手を叩いたが、ロランは何の事かまだ分からない。 「マジメに問題の意味を読み解く、っていう意味じゃないみたいだけど・・・」 「で、この洞窟の入り口ってもうあそこしかないんじゃないか、ほら」 サトリが指さした先には、三つ目の髑髏にとぐろをまいた蛇が絡まっているレリーフが彫られた岩肌があった。 「その像の出番ね、ロラン」 ロランは求められるままにルーナに邪神の像を差し出す。 ルーナが見つめると、髑髏の目の一つ一つが赤く光る。飾りのはずなのに、蛇までもが 今にも動き出してルーナに噛みついてきそうに思えた。 像はやや重いが、ルーナが持てないほどではない。 ルーナは、ハーゴンが破壊神復活のために、優れた魔力を持つ自分が狙われている事を思い出した。 優れた野望をハーゴンに利用されるか、それとも優れた魔力を持ってハーゴンの野望を阻止するか、二つに一つである。 様々な思いが、ルーナの中で渦巻いていた。 54 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/31(日) 16 09 57 ID uGzu1Q7U0 「どうした、ルーナ?」 ロランの声にはっと我に返ったルーナは、邪神の像を天に掲げた。 像の目が赤く光り、像が震えると同時に、レリーフの下の岩肌も震え始めた。 「うっ・・・し・・・しびれ・・る」 「ルーナ、像を離すな!」 ルーナをロランとサトリが支えるが、その間も震えは大きくなっていく。 目の前の岩肌に徐々に亀裂が入り、それが確実に広がっていく。 震えはもはや地震と言ってもいいほど大きな揺れになっていった。 三人ともあまりの揺れに立っていることも難しい。 私一人のために、ムーンブルクが滅ぼされたの? 私一人のために、ローレシアやサマルトリアまで狙われたの? この像のために、魔物たちと命がけの戦いをしてるの? この像のために、世界が征服されようとしているの? 私は・・・ ルーナの頭の中を支配していた思いがひとつにまとまりきらない内に、揺れはおさまった。 目の前の岩肌は跡形もなく崩れ、中には漆黒の洞窟が口を開けていた。 不気味に光っていた邪神の像も、今は目が光ることはなく、ただの像である。 「・・・入ろうぜ」 恐怖というよりも、その迫力に圧倒されていた三人だが、しばらくしてサトリが口を開いたのだった。 「レミーラ」 サトリを中心として魔法の光が点される。たいまつと違って範囲が広いので、 割と遠くの方まで様子がわかるようにはなる。【残:10回→9回】 「看板と下り階段があるな」 「↓GLAVE」 こんな看板をロランが見つけた。 55 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2006/12/31(日) 16 10 41 ID uGzu1Q7U0 いよいよここを抜ければロンダルキアである。 とはいえ、ここがただの洞窟であるはずはない。 気を抜くと簡単に死に至るだろう。 1 階段を下りる 2 奥に進む 56 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2006/12/31(日) 20 01 45 ID gHdRpIhc0 (っ・ω・)っタソ乙&みなさんよいお年をの2 58 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/01(月) 00 48 35 ID g449PRxk0 あけおめ 2で願いします 60 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/02(火) 23 21 22 ID TzbKfOyD0 明けましておめでとうございます( ・ω・ ) 今年もよろしくおながいします( ・ω・ ) 2で決定しますた。 奥に進むと、サトリがラクガキに気づく。 「問題です。人生で一番大事な物はなんでしょう。答え 希望(ちがいます)」 「またさっきみたいな問題かよ」 「しかも答えに『違います』って書いてあるし。わざわざ間違いを書くってどういう事?」 先ほどの謎かけが分かったルーナやサトリも今度は首を傾げる。 勿論ロランは全然分からない。 「これ、洞窟の最後にこういう問題があって、間違えたら全員罰を受ける、ってそういうのじゃないだろうね」 「ったく、ハーゴンも手の込んだ事をしやがる」 簡単に抜けられそうもない洞窟だと思うと、サトリもキリリと表情が引き締まる。 少し奥に進むと、そこで通路は行き止まりだ。 側の壁には出っ張りが2つある。押すと階段が出現したりするのだろうか? 「罠っぽいけど、他に道も無さそうだしなぁ」 「一か八かの賭けをする前に、さっきの階段を下りましょ」 ボタンを押すのをためらうロランに、ルーナが先ほど見つけた階段を下りよう、と言う。 1 上の出っ張りを押す 2 下の出っ張りを押す 3 さっき見つけた階段を下りる 62 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/03(水) 11 41 46 ID 3H9O8NZQ0 せっかくだから、俺は1の上の出っ張りを押すぜ 63 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/03(水) 15 35 42 ID Ek5ox/640 戻るのは面倒だから1です 66 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/04(木) 22 03 17 ID /VOj9oB50 「ほら、押しゃあいいんだろ、押しゃあ」 サトリが上のボタンを押すと、石壁の一方が競り下がり、中からは階段が現れた。 「ほらみろ、ルーナは考えすぎなんだって」 サトリが得意げに階段を上っていく。 「冒険ってのはね、臆病にするぐらいが丁度いいのよ」 下の階に何かあるのかも気になるが、「GLAVE」は墓の意味である。 墓場に行ったところで腐った死体の相手をする事になっただけだろう。 さらに上の階に行くと、これまた一本道の通路が続く。 「あ、またここにもあるぞ」 ロランが壁にメッセージを見つけた。 「さて問題です。人生で一番大事な物はなんでしょう。答え 愛(正解!)」 「とにかく、人生は愛さえありゃどうにかなるってことよ、な、ルーナ!」 「愛だけじゃどうにもなんない事もあるんじゃないの?」 「だって正解!って書いてあるじゃん」 「さっきと文章が似ているからこれもきっと何かの謎解きなんじゃないの?」 ポンとルーナに肩を置こうとしたサトリだが、ルーナに嫌がられている。 「とにかく、この文章は覚えておかないとね」 ロランは今の文章を頭に刻み込んで先に進んだ。 道をずっと進んでも光景は変わらない。時折、右に分かれる道が見えるだけだ。 「ねぇ、どっかで曲がってみない?」 敵に向かって一直線に進んでいきがちなロランにルーナが苦言を呈する。 「そうだな、そろそろ階段を探さないと・・・」 「待て、奴らが何か立ち話をしているぞ」 サトリが遠くにオークキングとバーサーカーの姿を見つけ、さっと物陰に隠れる。 洞窟で使っているレミーラは明るい光であり、本来なら非常に目立つのだが、 おしゃべりに夢中なのか、二匹は全く気づいていない。 67 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/04(木) 22 11 33 ID /VOj9oB50 「Ich bin mud.」 「Sagen Sie keine Sache.」 「Es gibt immer noch so viel wie eine Stunde zur Abwechslung aufwarts. 」 「Es ist ein kleines mehr Dauer.」 「Es spielt eine bereite Umleitung des Verstandes. 」 「Ist es solche Sache?」 「Es ist gut. Jedenfalls ist es eine Erlaubnis.」 ロランにはさっぱり分からない言語である。 二人は地面に座ってなにやら石で遊び始めた。これは当分その場所を動きそうもない。 1 遊びに夢中な2匹を奇襲する 2 右折して階段を探す 68 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/04(木) 22 13 13 ID /VOj9oB50 65 全部一人で書いてまつ。・・・多分。 謎解きは前半の推察は合ってますが後半が違いまつ。 でも、ここまで分かったら・・・ 70 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/06(土) 00 07 06 ID r+H/D5KO0 3 何か意味があるのかなー? 71 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/06(土) 00 44 18 ID J9a0HDna0 英訳してみた。 「I am mud.」 「Do not say a thing.」 「There is still as much as one hour for a change upward. 」 「It is a small more duration.」 「It plays a ready bypass of the understanding. 」 「Is it such thing?」 「It is good. Anyhow it is a permission.」 見張りの交代まで1時間ぐらいあって退屈だから遊んでよーぜ。ってことでいいのかな? 72 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/06(土) 23 28 39 ID hw/R2wyS0 3で決定しますた。 石遊びは無言で行われている。 洞窟の中に石を打つ音だけが響く、という奇妙な状況が続いた。 薄暗い洞窟の中でただただじっとしている、というのは苦痛以外の何物でもない。 「まだ終わんねーのかよ、全く」 サトリがそっと物陰から顔を出した。だが、身を出し過ぎてレミーラの光が オークキングとバーサーカーに当たってしまった! 「ヤベっ、気づかれた!」 サトリが危惧した通り、オークキングとバーサーカーはなにやら喚きながらこっちに向かってくる。 二匹との距離はかなりあるので、逃げようと思えば逃げられる。 1 迎え撃つ 2 逃げる 73 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/07(日) 17 13 15 ID fRP5R4wa0 ここは1でお願いします 74 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/07(日) 22 22 10 ID lfNOWwDN0 1で決定しますた。 「任せて!」 ルーナがラリホーの呪文を唱える。【14回→13回】 効果はてきめんで、正面から突っ込んできたオークキングとバーサーカーは 二匹とも足を止めたかと思うと、身体がふらつき、その場に倒れ込んで眠ってしまった。 「さっ、行きましょ」 ルーナは足取りも軽く通路を歩き始めた。 右に分かれる道を丹念に探しているうちに、階段は見つかった。 一段一段、ゆっくりと踏みしめつつ上っていく。 「おい、寒くなってきてないか?」 サトリが少し身震いをした。階層が上がっていくごとに極寒の地、ロンダルキアへと近づいているのだ。 階段を上った先は通路が三方向に分かれている。 「目印になるようなものは・・・無いな」 ロランは辺りを見回してみたが、方向を指し示すようなものは何も無い。 「ねぇ、この壺、何か入っているの?」 ルーナが自分の腰ほどの高さもある壺を見つけた。 一つはルーナの胸の高さまであり、 丶`∀´ と壺に彫ってある。 一つはルーナの腰の高さまであるが、何も彫られておらず、 しかも「フゴー、フゴー、フゴー」という異音が聞こえてくる。 最後の一つはルーナの膝の高さまでの小さな壺で、m9(^Д^)と壺に彫ってある。 1 丶`∀´ の壺を見てみる 2 異音のする壺を見てみる 3 m9(^Д^)の壺を見てみる 4 無視して先に進む 3つのうちの2つには印 75 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/07(日) 22 22 48 ID lfNOWwDN0 ごめん、 74の最後一行、全然関係ない・・・ 76 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/08(月) 00 40 44 ID OOtKfQ69O 5.覗きこまずに全部叩き壊してみる 77 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/08(月) 08 53 42 ID VP4St4F40 俺も5に便乗します 78 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/08(月) 23 40 19 ID R+vFpfW10 5で決定しますた。 「うっとうしーんだよ」 サトリが光の剣を一番手近にある 丶`∀´ の壺にたたきつける。 すぐさま、異音のする中くらいの壺、そして一番小さなm9(^Д^)も素早く叩き割った。 m9(^Д^)の壺は中からポン!と煙が立ち上っただけだ。 中くらいの壺を叩き割ると、中から何やら紙切れが一枚出てきた。 一番の問題は、壊れた 丶`∀´ の壺の中からのっそりと死体が出てきた事だ。 死んでいるのになお動くコイツは、魔物、グールである。 「帰れ、帰れ、帰れー!」 半分動転したルーナが懐から聖水をグールに投げつける。 「シャザイト・・・バ、バイショウヲ・・・ヨウ、ヨウキュウ・・・ス・・・ル」 グールは眠りを妨げられた事で相当怒っているようだ。その怒りは聖水1本程度はおさまらないのである。 しかし、グールの眠りはかりそめの眠りに過ぎない。 1 ルーナの手を引いて逃げる 2 ロランが叩き斬る 3 サトリのベギラマで燃やす 79 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/09(火) 00 36 35 ID ZtJvhVli0 2の筋肉バカの一撃をお願いします 80 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/09(火) 21 59 08 ID 9jpVhzHx0 2 ロ・ラ・ン! ロ・ラ・ン! 83 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/11(木) 00 02 53 ID AmrqYIIQ0 2で決定しますた。 グールの動きは鈍く、捕まらなければ大丈夫である。 ロランの隼の剣がグールの首を切り裂くと、返す刀で胴体も両断した。 グールは倒れ伏すと、土塊となって消えていく。 生ける死者を土に還すのは、彼らにためでもあるのだ。 サトリが地面に落ちている紙切れを拾う。 「迷ったら表を書いてみな・・・って?なんじゃこりゃ」 「ねぇ、こっちも書いてあるわよ」 ルーナがまたまた壁にラクガキを見つける。 「それでは問題です。人生で一番大事な物はなんでしょう。答え 勇気(誤答)」 「間違っている答えをわざと書くなよな、全く」 「いや、そういう事じゃないわ。絶対何か謎解きに関係があるはず」 ルーナはサトリの思いを打ち消すかのように、自分の心情を口にした。 通路を進んでいくと、左手にガイコツの剣士が直立不動している。 盾にはコウモリの紋章が刻まれている。 1 忍び足で歩く 2 先手を取って打ちかかる 87 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/11(木) 06 15 49 ID //stxMCf0 2で。不意打ち上等。 88 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/12(金) 23 17 14 ID AJIYHPO30 2で決定しますた。 ガイコツの剣士はハーゴン直属の護衛兵、ハーゴンの騎士である。 だが、目の前を忍び足で通過しているのがロトの子孫達という事までは気づいていない。 「そーろ、そーろっとね」 一番後ろを忍び足で歩いていたルーナだが、あろう事かそのルーナが 足下の小石をうっかり蹴飛ばしてしまった。 小石は岩壁にぶつかり、その音が洞窟内に木霊する。 89のレスの秒数の下1ケタが奇数なら気づかれずに済む。 89 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/13(土) 00 21 23 ID 5eUk+OuD0 ルーナなにやってんの 90 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/13(土) 00 23 46 ID yKbmYIUh0 GGGGJJJJJJ!!! ところで、ここが停止になった場合はどうするの? せめてまとめサイトで連絡とれるようにしてくださいなショボタン 93 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 22 56 19 ID /TlqzjG+0 移転先は「3ちゃんねる」かな? とりあえずまとめサイトね http //www23.atwiki.jp/new7commen/ ----------------------------------------------------------- ルーナが小石につまづいたが、その音にガイコツ剣士は気づきもしない。 この戦士は「ハーゴンの騎士」であり、ハーゴン直属の護衛騎士である。 そんなモンスターがこんな所で見張りをしているのも、この洞窟がいかに重要拠点であるかが分かる。 この洞窟を抜ければ後はロンダルキアまで一直線だからだ。 洞窟内を進んでいくと、地面に一本の剣が刺さっている。 「これって伝説の剣かな?」 ロランは興味深そうに剣を見つめる。 「そんなすげーモンがこんなとこにポーンと刺さってるわけねーだろ。罠だよ、罠」 サトリは無視して先に行こうとする。 1 剣を抜いてみる 2 無視して先に 94 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23 52 13 ID PdlEUZdy0 3.こんなときこそ「罠の存在がたぶんわかる水色の石」の出番だ! 95 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/15(月) 02 45 13 ID 6Bn/5X3LO 同じく3 96 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/15(月) 23 09 02 ID cbXQLqx+0 3で決定しますた。 「そうだ、これがあった!」 ロランがデルコンダルでもらった「水色の石」を取り出し、掌の上にのせると、 水色の石が俄に熱を持つ。 「あっ、熱っ!」 ロランは思わず石を落としそうになる。 熱くなるということは、この剣はとにかく持ってしまうと良からぬ事が起きる、ということだ。 「あっ、あちっ、あっ!」 ロランはあまりの熱さに耐えかね、石をポロリとこぼしてしまう。 どっちがキャッチするか? 1 サトリ 2 ルーナ 97 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/15(月) 23 31 38 ID 8C4vKr/50 1で。咄嗟の時はサトリの方が反応早いだろ。 熱さまし(?)のために一旦転がすという手もあるが、無くなったら勿体無い。 まあ何度も使えるという保証はないわけだが。 99 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/15(月) 23 48 44 ID IAsUWHpOO MPロストとかの副作用がありそうだけど、サトリガンバ! 1。 100 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/15(月) 23 52 49 ID 3rs/0BZc0 1.キャッチしても熱くてまた落としそうだけど 104 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/18(木) 23 24 33 ID m7CyOdZU0 103 ㌧ ----------------------------------------------------- 1で決定しますた。 「捕ったぁ!」 サトリが宙に飛んだ石を素早く捕った。 「サ、サトリ!?熱くないの!?」 驚くロランを横目に、サトリは平然と青い石を持っている。 「別に熱くねーぞ」 サトリは懐に石をしまおうとした。だが、手の平の上でその青い石にヒビが入り始める。 「ヤッ、ヤバイ!」 割れるかと思われたが、ヒビが入っただけで砕けはしない。 だが、もう何度も使う事はできないだろう。 剣を無視して進んでいくと、突然背後から大きな音がした。 岩壁が崩れたような音だ。直後に、重々しい音が洞窟内に響き渡る。 「ロトの子孫共め!よくもノコノコと!ここから生きて出られると思うな!」 暗闇から姿を現したのは、あの四本足の戦闘機械だ。 しかし、以前に戦ったそれと比べると、武装もあちこち追加されているようだし、 何よりも二回りほど大きい。迫力が違う。 「あのババア、まだ生きてやがったのか!」 サトリの推察通り、悪魔神官・デヌスが、メタルハンターの改良型・キラーマシンに乗ってやってきたのだ。 「この洞窟、貴様らの墓標には丁度良かろう」 1 逃げる 2 いかづちの杖を使ってみる 3 懐に潜り込む 105 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/19(金) 00 20 06 ID ZNBCzn1W0 3 でかいなら小回りはきかないと思うんで 106 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/19(金) 01 48 51 ID /59Wnpm50 キラーマシンって2回攻撃だっけか…。 3で。関節部分に剣叩きつけるとか魔法ぶち込むとかお約束な感じで。 108 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/20(土) 23 46 52 ID D/EFgkcx0 3で決定しますた。 「関節部分なら!」 メタルハンターの関節を両断して倒したときの話を思い出したロランは、 ドラゴンキラーでキラーマシンの関節部を狙った。 カンッ 乾いた音を立てただけだ。その音が鳴りやまぬ内に、ロランはキラーマシンに蹴り飛ばされていた。 5メートル以上吹き飛ばされ、地面にしこたま身体を打つ。 「量産型のメタルハンターとはモノが違う。このキラーマシンには、貴様らの持つどんな攻撃も通用せんぞ、ハハハッ」 デヌスは倒れているロランをあざ笑う。 「弱点は・・・弱点は無いのか?」 ロランは痛みを必死に堪えて素早く立ち上がる。 1 逃げる 2 いかづちの杖を撃つ 3 イオナズンを叩き込む 109 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/21(日) 03 54 26 ID Lzn9S6fT0 2.電気!電気! 110 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/21(日) 20 36 47 ID eJIUX4nk0 2 メカには雷属性だ!! 111 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/21(日) 22 11 22 ID wL+IjEa+0 2で決定しますた。 ルーナがいかづちの杖を振り下ろすと、空気中の微電子が一カ所に集まることにより 稲妻が生成され、キラーマシンへと向かう。 だが、その光はキラーマシンの表面でパッと輝いた後、すぐに消えてしまった。 「どうして!?機械には雷が効くはずなのに!?」 ルーナは振り下ろしたいかづちの杖をしばらく元に戻せなかった。 「言ったであろうが。キラーマシンには貴様らのどんな攻撃も効かんとな。ましてやいかづちの杖などはな」 設計者のデヌス本人の手によって、いかづちの杖の雷対策もすでに済んでいたのだ。 「ヤバイ、逃げろ!」 反射的に危機を察したサトリが全速力で走り始めた。 「相変わらず、逃げるのは得意のようだな」 デヌスが乗ったキラーマシンが追いかけてくる。 「おい、こっちに狭い道があるぞ!」 サトリが目敏く、左側に狭い間道を見つける。 キラーマシンは図体が大きいから、狭い道には入れない、というのだ。 1 そのまま今の通路を逃げる 2 間道に入る 114 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/21(日) 23 57 51 ID qfzy8jOV0 1.飛び道具持ってたらシャレにならん。 115 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/22(月) 22 25 11 ID qEA8wMcL0 そらそうだ。1で。 116 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/23(火) 23 27 18 ID ZxbGZeUh0 1でとろ 117 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/24(水) 23 25 45 ID b+8VvNla0 1で決定しますた。 間道に入ったら飛び道具でやられる。そう思った三人は通路をひた走った。 だが、それは間道に入らなくても同じ事だった。 キラーマシンから魔力を集めた光球が発射され、三人の背中にぶち当たる。 太い鉄棒で殴られたような衝撃に襲われ、三人は地面に叩きつけられた。 「どうした?まだ試運転は終わってないぞ?」 キラーマシンの左手に握られた剣が光る。 「ただで・・・終われるもんですか?」 ルーナがよろよろと立ち上がる。何か呪文を使えばピンチから逃げられるかも知れない。 1 ルカナン 2 マヌーサ 3 イオナズン 118 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/24(水) 23 38 59 ID hi2dokH20 ここは2のマヌーサだ! 121 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 20 11 40 ID GKDzYk2BO ルーナはマヌーサ。男二人は各自回復汁。 ずっと色んなところに叩きつけられまくってるからなー。 123 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/26(金) 23 25 54 ID jSrGEcyY0 ルーナがマヌーサを唱えると、キラーマシンの周囲に魔法の霧が立ちこめる。 これでキラーマシンの視界を奪え、戦いを有利に運ぶ事が出来る。 そう思ったサトリは追い打ちとしてザラキを唱えた。 だが、これが致命的な間違いだった。 「ババア、今度こそくたばりやがれっ!」 サトリの唱えたザラキの呪文はデヌスに届く事無く終わった。 「小僧、貴様のおかげで居場所が分かったぞ」 デヌスはサトリの呪文が飛んできた方向からサトリの居場所を察知した。 「届かねぇだとっ?」 サトリがそう言ったが最後、キラーマシンの右手の剣の先がサトリの喉を貫いた。 直後、キラーマシンの左腕の巨大なボウガンから矢が飛び、ルーナの左脇腹に突き刺さる。 ダメージを受けていた二人は回避が間に合わなかったのだ。 鮮血を撒き散らしながらサトリは一回転して床に倒れ込んだ。 ルーナの着ている水の羽衣をボウガンの矢が貫通している。すさまじい威力だ。 「サトリー!ルーナ!」 サトリはもはやロランの返事に答えることはない。ルーナの脇腹からは血がどんどん流れているが、 本人はまだ意識を失うことなく立ってはいる。だが、もう長くは持たない。 「ロ・・ラン・・・逃げ・・て・・・あたしが・・・死んで・・・も・・・代わりは・・・いるけど」 「よくも・・・よくもサトリとルーナを!」 怒りに我を忘れそうになっているロランがキラーマシンを見据える。 1 ルーナを背負って逃げる 2 ロラン一人でも何とか戦う 3 ロランだけ逃げる 131 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/27(土) 21 03 10 ID j4M+4g390 1で。 132 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 08 31 02 ID lBfqhZeX0 1で決定しますた。 息絶え絶えとは言え、ルーナを見捨てる事は出来ない。 邪教の生け贄にされればハーゴンの思うがままだし、親友、盟友、戦友、仲間、 どんな言葉を使っても表現しきれないほど大事な人だからだ。 だが、今のロランにはルーナを背負って逃げるほどの力は無かった。 ましてや相手は図体の割に機敏なキラーマシンである。 「美しい友情か・・・下らんな!」 キラーマシンの胸部装甲が開き、無防備な背中に大きな魔法弾が叩きつけられる。 紙切れのように吹っ飛んだ二人は折り重なるようにして倒れる。 「フッ・・・たわいもない」 デヌスが発したその言葉は、二人に振り下ろされたキラーマシンの巨大な足音によってかき消された。 ロトの子孫たちの冒険は終わった。 ------------------------------------------------------------ ルビスの声が響き渡る。 (貴方たちの戦いはまだ終わってはいません・・・もし今一度、邪教の野望を阻止したいと 思うのなら、再び立ち上がる手助けをしましょう・・・) どこからやり直すか? 1 ベラヌールの教会から 所持金そのまま 2 55から 所持金半分 3 104から 所持金4分の1 133 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/28(日) 13 03 10 ID T7EODZET0 ああついに死んだ・・・orz もの悲しいな。あの音楽が聞こえてくるようだ。 しかし 123の状況から生き残れる選択肢があったのかな? ゲームブックのようについページを開きたくなってしまう。 もはや金はいらんだろう。 3.で 136 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/28(日) 20 17 22 ID qTZe8o9j0 133 かなりの低確率っぽいが、一人で戦って、デヌスを斬ることしかなかったんじゃないの? 出来ることならキラーマシンを不意打ちできる状況に持っていきたいんで、 2.で。 まぁそんな都合よくいかないだろうけどwなるべくうまく立ち回りたい。 137 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/28(日) 20 53 30 ID RzT/R/pL0 やっと見つけた・・ショボちゃんのスレ。いや~、探しましたよ。 しかし、約1ヶ月ぶりに来たら全滅してるとはこれいかに・・・ 3で。 138 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 23 11 31 ID lBfqhZeX0 3で決定しますた。 ロランは雲のようなものの上に立っている。目を開けてみると周辺は何もかも真っ白だ。 身体はまるで重さが全く無いかのように軽い。 (何故敗れたか分かりましたか?そうしないと、またここに来ることになります。 ・・・二度の失敗は許されませんよ・・・では) ルビスの言葉が途切れた途端、ロランは意識を取り戻した。サトリ、ルーナも同じだった。 立っている場所はロンダルキアの洞窟の通路である。 「どうやら、生き返らせてもらったようだな」 サトリは自分の身体の感触を確かめる。 「生き返らせてもらったというよりは、時間を戻してもらった感じね」 ルーナもそう言いつつ、自分の五体が動くことを確認した。 「見つけたぞ、ロトの子孫どもが!」 レミーラの光に照らされて、キラーマシンの姿が照らし出される。 1 一端引き返して狭い間道に誘い込む 2 スクルト 3 ルカナン 146 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/29(月) 15 24 56 ID n+ZjmTOz0 3 番号は書いたほうがいいよ。選択肢にない奴でも。 150 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/29(月) 22 53 17 ID tHEgzj8p0 3で決定しますた。 サトリがまずはスクルトを唱える。【10回→9回】 魔法の障壁がロラン達を包み込む。どこまで通用するかは分からないが、 防御力が確実に上がったという安心感はある。 「これで!」 ルーナがマヌーサを唱えると、【14回→13回】 魔法の霧がキラーマシンを包み込んだ。 「それで私の狙いを狂わせる事が出来るとでも思ったのか!」 デヌスは目視ではなく、魔法が発動された場所からロラン達の居場所を推測していた。 キラーマシンの左腕に装備された巨大なボウカンからこれまた巨大な矢が発射される。 その矢はサトリの胸板を狙って飛んでいく。 「危ない!」 ロランがサトリの前に出て、ロトの盾を構えた。 矢が盾に当たった瞬間、殴られたような衝撃がロランの腕に伝わる。 腕からの痛みが身体全体に伝わってくるようで、盾を落としかけたが精神力でロランは耐えた。 「スクルトがあってもこの威力か!」 スクルトで防御力が上がっていなかったから、ロランは痛みに耐えきれなかったところだろう。 「もういっちょ、まだまだ行くわよ!」 すかさずルーナがルカナンの呪文を唱える。【13回→12回】 青白い光がキラーマシン全体を包み込み、鈍い音がキラーマシンから聞こえた。 「ルカナンか・・・対策済みだぞ」 デヌスのその言葉を聞いたか聞かないかのタイミングでロランがキラーマシンに傷つけた。 だが、ドラゴンキラーの一撃は脚部に僅かに傷をつけただけだった。 「効かない!?」 「効かぬ、効かぬわ!」 短い問答の後、ロランはキラーマシンに蹴り飛ばされ、サトリやルーナの方まで転がっていった。 「どうすりゃいいんだよ、このバケモン!」 最善と思われる策を尽くしてもキラーマシンに有効なダメージを与えられない。 サトリの表情に焦りが見え始めた。だが、ルーナは策を考えていた。 151 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/29(月) 22 58 11 ID tHEgzj8p0 (キラーマシンの胸の部分に魔法の弾、かな?そういう発射口がある・・・ 発射された瞬間はそこが装甲が開いて無防備になるから、そこに何か呪文をブチ込めば・・・) そう考えたルーナが結論を出す前に、ロランとサトリが後ろに下がり始めた。 「まともに戦ってもダメだ!一旦逃げるぞ」 「逃げるんじゃない!後ろに前進するんだ」 正論と負け惜しみの違いはあるが、とにかく二人は逃げようという。 狭い間道に逃げて、一旦図体の大きいキラーマシンから逃避しようというのだ。 「待って。私に任せてみて」 「ルーナ、失敗したらまたやられるぞ!」 ロランはまだ強気に出られるルーナの心境が全く理解できなかった。 1 狭い間道に逃げる 2 ルーナの作戦に賭けてみる 152 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/29(月) 23 07 08 ID lI6I+yly0 もちろん2! 153 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/29(月) 23 13 26 ID WmUG7gi90 2で ルーナ頑張れ!!! 157 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/30(火) 23 05 40 ID 1fALb5LS0 2で決定しますた。 (倒す方法は・・・これしかない!) ルーナはいかづちの杖を構える。 「いかづちの杖など効かぬわ!」 キラーマシンの胸部装甲が開き、光の球が形成されていく。 完全に形成される前にいかづちを当てれば、キラーマシンに決定的なダメージを与えられるかも知れない。 「そこっ!」 ルーナがいかづちの杖を振り下ろした。 158の秒数の下1ケタを見よ。 1、7 大吉 2、3、5、9、0 吉 4、6、9 凶 158 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/30(火) 23 21 34 ID 4/5GOjBm0 秒数チェックキタワァ!!! どうせなら1じゃなくって7を出してあげるワネ 159 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/30(火) 23 23 16 ID 4/5GOjBm0 ゴ、ゴメソ 160 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/30(火) 23 27 46 ID 7ImnNw6H0 _, ._ ( ゚ Д゚) 161 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/31(水) 00 58 08 ID m9plKaQG0 158 ルーナと一緒にてめーも氏んでこいや 165 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/01/31(水) 23 24 30 ID g4t8aJYH0 おまwww自信満々だったぢゃんwwwwwwww 166 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/01/31(水) 23 44 24 ID CvHfam+o0 ルーナが振るったいかづちの杖から発せられた雷はキラーマシンに当たることなく飛んでいく。 そのお返しとばかりに、魔法弾がロラン達に叩きつけられる。 洞窟内が白く発光し、10メートル以上ロラン達は吹き飛ばされる。 「安心しろ。威力は低めにしてある」 デヌスは三人をじわじわとなぶり殺すつもりだ。 1 世界樹の滴を使って戦闘続行 2 一旦間道に逃げる 169 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/01(木) 02 46 13 ID PCVWJQzr0 2 170 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/01(木) 11 04 57 ID nUDxlL4v0 そろそろ2 171 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/02(金) 08 21 27 ID +yk+6pjQ0 もうここまで出ると死臭がするけど、一辺 2の間道に突入してみたくなってきたよ 173 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/02(金) 23 42 34 ID D9ZEpLB70 2で決定しますた。 「逃げろ!」 ロラン達は近くにあった間道を見つけ、逃げ込んだ。 「楽しみは後に取っておくか・・・」 デヌスもキラーマシンが間道に入れない事は知っているので、深追いはしない。 「なかなかうまくいかないわね」 ルーナの作戦がうまく決まっていれば、今頃キラーマシンを一撃で倒せていたかも知れない。 「何か奴を倒せる武器は無いのか」 ロランのドラゴンキラーを以てしても、キラーマシンの装甲に決定的なダメージを与えられないのだ。 「そんなモンが都合良く転がっているはずが・・・」 こんな危険な洞窟だから、それだけ貴重な武具も隠されている。 口ではそう言いつつも、サトリは強力な武器が見つかる事を期待していた。 いや、期待せざるを得なかった。 間道を抜けると、そこは小さな小部屋だった。 妙に小綺麗な椅子には、青白い色をした、兜を被った骸骨の騎士が座っている。 左手には何か羊皮紙のようなものを、右手には剣を握っている。 「あの紙にはきっと大事な事が書いてあるんだぜ」 サトリがそっと近づいて紙を抜き取ろうとする。 「そんなまだるっこい事しないで、一気にやっちゃいましょ」 ルーナは杖を構えた。 1 そっと紙を抜き取る 2 速攻で叩き潰す 178 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/03(土) 01 19 51 ID JpJVh6RQ0 1・そのままサトリに取らせる 179 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/03(土) 12 31 12 ID q+QilmKD0 1.十分警戒しながら。 180 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/03(土) 23 17 33 ID 0BK8EAzl0 1で決定しますた。 サトリはそっと骸骨の羊皮紙に手を触れる。少しでも骸骨に振動が伝わってしまえば、 骸骨が動き出して襲いかかってくる事は容易に想像できる。 181の秒数の下1ケタを見ること。奇数ならサトリの試みはうまく行くだろう。 181 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 00 37 02 ID zeKiIez/0 先に謝っておく。ごめん。 182 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 00 37 35 ID zeKiIez/0 本当にダメだったorz 183 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 02 19 39 ID 4b/tcIUY0 ゲーム中と同じく、ロンダルキアは鬼門だなw 188 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/05(月) 23 07 11 ID QcEK4yiD0 サトリが羊皮紙に触ろうとすると、骸骨が反応して動き出す。 この骸骨はただ者ではなく、ハーゴンが身辺警備のために作り出した 「ハーゴンの騎士」である。同族のスカルナイトよりも実力は上だ。 ハーゴンの騎士は狂ったように剣を振るって襲いかかってくる。 ハーゴンの狂信者であり、破壊されるまで戦いを止めることはない。 「う、うわっ!やっちまった!」 サトリは力の盾で何とかハーゴンの騎士の攻撃をしのぐ。 この部屋には木の扉が一つある。逃げようと思えばそこから逃げられるかもしれない。 1 聖水で足止めして逃げる 2 何が何でも倒す 189 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 23 12 45 ID kAMztHeS0 2.目覚めろロラン! 190 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 23 38 05 ID xPJwOYF40 2 ロラン頑張れ・・全滅はもう勘弁 193 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/06(火) 01 53 50 ID gY1l9gr90 2 ロランはやれば出来る子!!! はぐれメタルか…もし遭遇したら、逃げられないかどうか1ターンごとに秒数チェック入りそうだ 195 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/06(火) 22 02 56 ID SIkfHWTe0 経験値の概念が無いからはぐメタ倒しても意味は無いんじゃ? ちょっといいアイテムが手に入るくらい? 196 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/06(火) 23 02 30 ID aCD2wsrQ0 2で決定しますた。 この程度の敵を倒せないようではキラーマシンには勝てない。 そう思ったロランは意を決してドラゴンキラーで斬りかかる。 ドラゴンキラーは突く武器ではあるが、殴る武器ではない。 ハーゴンの騎士はロランの突きを盾で巧みに防ぐ。 どういう材質なのか分からないが、ロランの突きを防ぐということはかなり堅い盾なのだろう。 「こっちよ!」 うまいことハーゴンの騎士の背後に回り込んでいたルーナが叫ぶ。 これまた、ハーゴンの騎士がうまくそっちに引っかかり、一瞬盾さばきが甘くなる。 そんなチャンスを見逃すロランではない。 胴体を一突きすると、騎士の身体は上下に分かれ、地面に崩れる。 「こんにゃろ、こんにゃろ、くたばりやがれっ」 サトリが崩れ落ちたハーゴンの騎士の身体を光の剣でたたきのめし、粉々にした。 崩れたハーゴンの騎士の骨は武器ごとすぐに風化していき、地面に吸われて消えていく。 後に残ったのは羊皮紙だけだ。 ロランはさっそく読んでみたが、意味の分からない言語が1行書いてあるだけだ。 「やっぱり勉強不足なのかなぁ・・・」 どっちに読んでもらうか? 1 サトリ 2 ルーナ 197 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/06(火) 23 03 37 ID aCD2wsrQ0 195さん はぐメタをうまく倒せたらその後の戦闘イベントがとても有利になったり、ならなかったり・・・ 199 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/06(火) 23 26 53 ID gUHq93tp0 サトリはあてにならんから2 204 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/07(水) 23 41 18 ID lok8fk0W0 2で決定しますた。 「表を書け、表を!」 さらにルーナが読んでいくと、こんな風に書かれている。 「(何も無し)」・・・×愛 ×希望 「さて」・・・○愛 「それでは」・・・×愛 「ここで」・・・×愛 「では」・・・愛× 「やっぱり、例の謎解きのヒントなんだわ」 ルーナは何かを掴んだ様子で、紙を懐に入れた。 木の扉をくぐると、そこは石造りの部屋だった。奥には鉄の扉が一つある。 床にはいろいろな紋様が描かれている。 「見てると目がチカチカしそうだからさっさと行こうぜ」 「待って!」 ロランはサトリの腕をがっちりと掴む。 「うっかり踏んだら危ないかも知れないぞ・・・」 1 とにかく扉にさっさと向かう 2 ( ´∀`)の紋様を踏む 3 (-@∀@)の紋様を踏む 4 (´・ω・)の紋様を踏む 209 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/09(金) 22 40 54 ID GqmbEKcG0 「もしかして、こういう事じゃないの?」 ルーナが今までのヒントをまとめたとばかりに、表を取り出した。 .|勇| |希| .|気|愛|望| ─────┼─┼─┼─┼ . (何も無し)│ |×|×| ─────┼─┼─┼─┼ .. さて|×|○|×| ─────┼─┼─┼─┼ . それでは|×|×| | ─────┼─┼─┼─┼ . ここで| |×| | ─────┼─┼─┼─┼ . . では| |×| | 「多分ね、『問題です』という前に書かれている言葉と、答えとの関係によって 合っている合っていないという事じゃないかなぁ」 このルーナの推察を見たロランもようやく謎解きの真意を理解したようだった。 「ああ、なーんだ、そういう事だったのか」 「・・・おい、結局この部屋、どう進めばいいんだ」 モタモタしているとサトリが適当な紋様を踏んでしまいそうなので 204に戻って どうするか決めよう。 212 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage λ<コノママデハゼンメツダナ] 投稿日:2007/02/11(日) 01 14 17 ID kMS8Dbyv0 なーんとなくわかった。しかしまだまだわからない。 .|勇| |希| .|気|愛|望| ─────┼─┼─┼─┼ . (何も無し)│ |×|×| ─────┼─┼─┼─┼ .. さて|×|○|×| ─────┼─┼─┼─┼ . それでは|×|×| | ─────┼─┼─┼─┼ . ここで| |×| | ─────┼─┼─┼─┼ . . では| |×| | 行が紋章に対応してる?それとも列が勇者3人?人生で一番大切なもの=命(の紋章)? これがわからない 「ロトの子孫で一番強いのは?」の方もわからない >マジメに問題の意味を読み解く、っていう意味じゃないみたいだけど・・・ っていうことから考えると、この対応関係も上の謎解きと関係あるのか? (何も無し)=ロラン それでは=サトリ ここで=ルーナ なのか?それなら残り2つはなんなんだか・・・ これもわからない あと、選択肢は 5.全員で一斉に踏んでみる 215 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 09 33 31 ID r3q8sDjs0 212 俺も少しは考えた で、同時に踏むとしたしたら ロラン→勇気 サトリ→希望 であろうが、ルーナがわからん ここで=ルーナ→×愛だからなぁ・・・ 後、残る 「さて」・・・○愛 「では」・・・愛× は、どう考慮すればいいのだろうか??? 218 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 12 01 48 ID dpEq4bDI0 .|勇| |希| .|気|愛|望| ─────┼─┼─┼─┼ . (何も無し)│ |×|×| ─────┼─┼─┼─┼ .. さて|×|○|×| ─────┼─┼─┼─┼ . それでは|×|×| | ─────┼─┼─┼─┼ . ここで| |×| | ─────┼─┼─┼─┼ . . では| |×| | この表は正しい道筋を表してるんじゃない? ×を選ぶと死ぬと。 上から行くと、勇気→愛→希望→希望→希望 と進めばセーフとか。でも上からなのか下からなのか判らないな。 221 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 18 41 41 ID r3q8sDjs0 218の言う様に順番に進む案をヒントとして考え 出た問題の順番に踏みながら進む方法も浮かんだ .|勇| |希| .|気|愛|望| ─────┼─┼─┼─┼ . (何も無し)│ |×|×| ─────┼─┼─┼─┼ . それでは|×|×| | ─────┼─┼─┼─┼ . ここで| |×| | ─────┼─┼─┼─┼ . (何も無し)│ |×|×| ─────┼─┼─┼─┼ .. さて|×|○|×| ─────┼─┼─┼─┼ . それでは|×|×| | ではから始まる問題は無いので無視w どちらにしても模様の意味がわからなければダメだけど 223 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/11(日) 22 58 25 ID dcvAfTuJ0 5で決定しますた。 「せーの!」 三人で一斉に紋様を踏んでみたが、別に何も起こらない。 「なんだよ、せっかくドキドキさせといてこれかよ」 サトリがさっさと扉の方に向かおうとする。 「待って、何か書いてあるわ!」 ルーナが右側の壁にある落書きに気づく。 「おおっと、ビビらすんじゃねぇよ・・・上にも何かあるぞ」 いきなり呼び止められてコケそうになったサトリの視線が天井に行く。 普通に進んでいれば気づかなかったメモを見つけられたのは幸運だった。 壁側には、 「ロトの子孫で一番強いのは、という質問は単なる愚問だ、気をつけろ」 天井側には、 「では問題です。人生で一番大事な物はなんでしょう。答え 夢(正解!)」 と書いてある。 「これで2つ正解が出たわけね、ということは・・・」 ルーナはこの部屋を出たら一度メモを整理しようと考えていた。 「もうここには何もないから先に行くか」 ロランはドアノブに手をかけた。が、ここはロンダルキアの洞窟だ。 迂闊な行動を取った者には即座に死が待っているのだ。ドアには毒針が仕掛けられていたのだ。 225の秒数の下1ケタを見てみよう。 4、9以外なら毒針はロランに刺さらなくて済む。 224 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/11(日) 23 03 55 ID dcvAfTuJ0 ちなみに、ルーナはこう表をまとめる予定である。 .|勇| |希| | .|気|愛|望|夢| ─────┼─┼─┼─┼─┼ . (何も無し)│ |×|×|×| ─────┼─┼─┼─┼─┼ .. さて|×|○|×|×| ─────┼─┼─┼─┼─┼ . それでは|×|×| |×| ─────┼─┼─┼─┼─┼ . ここで| |×| |×| ─────┼─┼─┼─┼─┼ . . では|×|×|×|○| 225 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 23 11 20 ID /zHj6CWu0 どうせ死ぬならサトリにしてくれ 229 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/12(月) 01 27 51 ID r3uXYZkK0 なんだそんな結末かよw・・・頑張って考えてた俺バカみたいねorz 取り合えず 225回避GJ 231 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/13(火) 22 39 23 ID XVUTqVOs0 毒針は幸運なことにロランにはかすらなかった。 「本当に一瞬でも気を抜けないな・・・」 ロランは自分の身体に傷がついていないのを確認してふぅと息を吐いた。 部屋を出るとそこは通路だった。レミーラの光が照らし出すものは岩肌だけだ。 と思えば、光に岩肌以外のものが照らし出された。 「きゃっ!な、何あれ!」 天井に張り付いている大きな目玉と、そこからワサワサ生えている触手が いきなりヌッと現れてたら、ルーナでなくてもビックリする。 「来たか!」 ロランはドラゴンキラーを構える。サトリとルーナも魔法の準備をする。 だが、三人の覚悟とは裏腹に、目玉は天井にじっと張り付いたまま、三人を見つめているだけだ。 敵意が無いのだろうか?魔物は悪魔の目玉の亜種、ダークアイだ。 1 こちらから仕掛ける 2 無視して先に行く 3 もう少し様子を見る 233 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/13(火) 23 45 00 ID jfI5CToQ0 3 悪いダークアイではないのかもしれないし。 234 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 22 24 43 ID DD0WI6aV0 3 敵意が無いのだろうかという振りに乗ってみる。 235 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/14(水) 22 46 52 ID Vgs+y9TS0 3で決定しますた。 じっと様子を見ていると、ダークアイは仲間を呼ぶかのように触手を動かした。 すぐにどんどん集まっていき、10匹近くになった。 ロラン達はあまりにも不気味な光景を前にして、その場で立ちすくんでしまった。 ダークアイ達はひとかたまりとなって通路の奥へとどんどん進んでいく。 「お、おい・・・行くのか、ロラン」 「・・・ああ」 ロラン達がそっと後を追っていくと、道は二手に分かれていた。 ダークアイの集団は右手の通路へと入っていく。 1 ダークアイについていく 2 無視して左側に行く 240 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/15(木) 10 36 30 ID kmux3TnO0 1で ダーク愛なんちって 241 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/15(木) 21 19 32 ID 5y3xoHa+0 ざぶとん1、枚w 244 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/16(金) 22 57 58 ID Y3H++D8x0 1で決定しますた。 ダークアイ達にこっそりついていくと、小部屋に出た。 そこの小部屋でダークアイ達は四散し、どこかへと去っていった。 「なんだよ、不気味だな、おい」 サトリの目線に入ったものは周囲にドクロが多数飾りとして付けられている、 非常に趣味が悪く、そして不気味な宝箱だった。 宝箱は妙に大きく、ロラン達が中に入れそうな気さえする。 「カギ穴は・・・あるな」 ロランの技術をもってすれば開けられそうではある。 「絶対ロクでもないもんしか入ってないと思うわ」 危ぶむルーナをよそに、ロランは懐から針金を取り出す。 1 開けてみる 2 やめる 248 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 00 03 33 ID p/jsqCrJ0 3.水色の石はまだ使えるのかな 249 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 00 23 21 ID 9busUevO0 そ れ だ ! 3.水色の石を使ってみる。 254 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/17(土) 22 58 46 ID VKT0k5f/0 3で決定しますた。 「そうだ、この石があった」 ロランは懐から水色の石を取り出した。罠があると熱くなって危険を知らせてくれるのだ。 「それってとっても熱くなるんじゃないの?」 ルーナが心配そうに見守る。が、その心配を余所にロランは平然な顔をしている。 「結局よー、危険なんだか危険じゃないんだかどっちだよ」 サトリがやきもきする中、ロランが口を開いた。 「微妙に熱いな」 「なんだよ微妙ってのは」 「微妙は微妙なんだよ。それ以上答えようが無いじゃないか」 ロランの手の上にある石は今は暖かい熱を発している。 「つまり、この宝箱の中に入ってるのは何の役にも立たないゴミってこと? じゃあ、要は開ける必要が無いってことでしょ」 ルーナが一つの結論を出した。 1 やっぱり開ける 2 無視して先に行く 255 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 23 00 09 ID Y1J4yZb50 1もつ 256 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 23 06 37 ID p/jsqCrJ0 1で全滅の危険は無さそうだし 260 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/18(日) 22 45 00 ID HshVzF3B0 1で決定しますた。 鍵開けの針金で宝箱は簡単に開いた。 ロランがおそるおそる宝箱をそっと開けると、中には1枚の大きな盾が入っていた。 2本の角が生えたドクロが盾の上部にあしらえてあって、その両側には これまた得体の知れない青と赤の球があしらえてあった。 「これは・・・」 「待って!」 盾に手を伸ばそうとしたロランをルーナが制した。 本能的に「触ってはいけない」と感じたのだ。 「この盾、人間が使うものじゃない。魔物の持ち物よ」 ルーナは見てはいけないものを見てしまったかのような険しい表情だ。 「おいおい、触っただけで呪われるのか?いくらなんでもそこまでいかねーだろ」 そういうサトリもあまりこの盾を持って行く気にはなれないようだ。 1 盾を持って行く 2 フタを閉めて先に行く 261 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/18(日) 23 00 30 ID VlkVZX1+0 2 262 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/18(日) 23 18 46 ID xxPSE3cx0 2 266 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/19(月) 22 49 46 ID 1k58lYHV0 2で決定しますた。 「なんでもかんでも持っていきゃいいってもんじゃないわよ」 ルーナは誘惑を断ち切るべく宝箱のフタを閉めた。 小部屋を出ると、目の前には螺旋階段があった。 ここ以外道はないので、一歩一歩、踏みしめて登っていく。 急に、最後尾を歩いていたルーナが踏んだ段が抜けた。 「えっ、なっ、何?」 ルーナは体勢を崩しそうになったが、何とか落ちずには済んだ。 驚く間も無く、抜けた段からヒビが入り、階段が下の段から崩れ落ちていく。 「巻き込まれるぞ!逃げろ!」 ロラン達は全速力で階段を駆け上がらなければならない。 266の秒数下1ケタを見ること。奇数なら崩壊する階段に巻き込まれずに済む。 272 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/20(火) 23 59 09 ID 58IFHtEL0 三人は懸命に駆け上がった。が、一番後ろのルーナだけが微妙に逃げ遅れた。 サトリとロランの足が非常に早いだけで、ルーナの足は決して遅いわけではない。 むしろ女性としては非常に早い部類に入るくらいだ。 「きゃっ!」 階段を登り切るまであと1歩、2歩のところで、ルーナは階段の崩壊に追いつかれてしまった。 「ルーナ!」 先に階段を上りきっていたロランが床に倒れ込んで手を伸ばす。 かろうじてルーナはそれを掴む事が出来た。 「ルーナ、離すなよ!」 宙ぶらりん状態のルーナを必死に引き上げようとするロランだが、 キュワァァ キュワアアア キュワァ どこかで聞いたような鳴き声が聞こえてくる。 ルーナを引き上げようと手を貸そうとしていたサトリは、階段を上りきった通路の奥から聞こえてきた鳴き声に反応する。 「ルーナは任せた!俺はアイツをここで止める!」 サトリの予感通り、奥からは巨大な翼竜が姿を現した。 魔族によって改良され、魔力を持つようになり、身体が赤く変色したメイジバピラスだ。 「行くぞ・・・!離すんじゃないぞ・・・!」 ロランは力一杯ルーナを引き上げる。ルーナの身体が少しずつ上がっていく。 時間を稼ぐべく、サトリだけでどうにかメイジバピラスと戦わなければならない。 1 光の剣で斬る 2 スクルト 3 マホトーン 4 ベギラマ 5 ザラキ 279 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/21(水) 03 43 05 ID hm/JSidx0 1で 魔法あんまり効かないはず!! 攻撃かスクルトどっちかが良いと思います!! 284 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 23 33 25 ID huZCaohu0 1で決定しますた。 サトリは光の剣で斬りつけるが、敵は空を飛べるのでなかなか当たってくれない。 モタモタしているうちに、メイジバピラスがくわっと口を開けた。 「ヤバい!」 サトリは咄嗟に力の盾を構えた。メイジバピラスが吐き出した火の球が 力の盾の表面で反射したかと思うと、すぐにかき消された。 「飛び道具には飛び道具だ!」 接近戦では分が悪い。こちらも何か呪文を使わなければならない。 「ルーナ、もう少しだ!」 「・・・はぁっ、はぁっ・・・」 ロランがルーナを引き上げるにはまだ時間がかかりそうだ。 1 スクルト 2 マホトーン 3 ベギラマ 4 ザラキ 286 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/21(水) 23 57 09 ID xtBr569K0 1 スクルトでひたすら防御 291 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/22(木) 22 56 37 ID 3lXL2epA0 1で決定しますた。 サトリがスクルトを唱えると、魔法の障壁がサトリを包む。【9回→8回】 「どーんと来いやー!」 サトリはメイジバピラスの鋭いくちばしを恐れずに敵に突っ込んでいった。 「んん・・・・どりゃあああっ!」 ロランが全力でルーナを引き上げる。ついにルーナの身体が穴を脱し、床へとたどり着いた。 「好き勝手させるかよ!」 サトリがメイジバピラスの片翼を叩ききる。 「待たせてごめんな!」 そこに、ロランの隼の剣の一撃が決まった。両翼を斬られ、地面に墜落したメイジバピラスは 二、三度痙攣すると息絶えた。 「はぁっ・・・はぁっ・・・」 「ハァー、ハァー」 ロランもルーナも肩で息をしている。片やルーナを懸命に引き上げた疲労感、 片やもう少しで漆黒の穴に落ちそうになった恐怖感。 「ルーナ、泣いてる暇なんかないぞ」 サトリも本来ならルーナをなだめてやりたいのだが、ここは敵の巣窟、ロンダルキアだ。 そうそうのんびりしている場合ではない。 「おい、こっちに何か扉があるぞ」 サトリが岩壁に鉄製の扉があるのを見つけた。鉄格子とかはなく、中からは何も聞こえてこない。 1 カギを開けて入る 2 入らない 293 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/22(木) 23 27 38 ID s2Ly1nse0 1 中が気になる 294 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/22(木) 23 35 54 ID A3etp/hu0 1で 問題ないでしょう。 297 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/23(金) 23 03 34 ID EqayJwMU0 1で決定しますた。 カギはかかっていない。中に入ると、そこは両手両足を鎖で縛られ、 石壁に貼り付けられた老騎士がいるだけだ。 息づかいが弱々しく、もう長くは持ちそうも無い。 足下には老騎士が使っていたと思われる剣や盾が転がっている。 1 鎖を斬って助けてあげる 2 鎖を斬らずに話しかける 3 そのまま立ち去る 299 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 23 55 37 ID 4I1bTqwR0 2だろ 足元に剣と盾が落ちてるのが怪しい 捕まってから縛られたら武器は部屋に無いだろ 300 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 06 06 46 ID +YpKfhKm0 2で 様子見。 303 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/25(日) 23 18 06 ID mnuajwpr0 2で決定しますた。 用心のために鎖を斬らずに老騎士に話しかける。 騎士は何か話したげだが、鎖の重みなのか苦痛なのか、何も声を出せない。 何度か咳き込んだかと思うと、ガクっと首を垂れてしまった。 どうやらそのまま息絶えてしまったようだ。 「助けられたんじゃないの?」 「いや、結果論だろ、そりゃ。助けを求める老騎士と見せかけて罠かも知れないし」 ルーナとサトリが微妙な言い争いをしている間に、ロランは壁際に落ちていた 老騎士のものと思われる背負い袋を見つけた。 床に落ちている剣と盾はありふれたものであり、特に持って行く価値はない。 1 背負い袋を調べる 2 部屋から出る 308 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/26(月) 17 01 15 ID AtexnL1j0 1で 309 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/02/26(月) 18 17 08 ID SkH2kzY/0 1だね 310 名前:(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/02/27(火) 23 06 04 ID jF/mSjlc0 1で決定しますた。 ロランが何気なく背負い袋を調べると、突然蛇が飛び出てきた。 「うわっ!」 蛇はロランの首にからみつこうとする。結構大きな蛇だ。 「このニョロニョロ野郎、俺が焼いてやる!」 サトリがギラを唱えようとするが、ルーナはそうはしたくない。 「やめてサトリ!ロランも燃やす気なの!?」 ロランは必死に蛇を引きはがそうとしているが・・・ 1 ロランが自力で引きはがす 2 サトリがギラを使う 3 ルーナがラリホーを使う 317 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 08 45 16 ID 8gnQW0iU0 1で。MPもったいない。 318 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 10 44 28 ID 5yqjPaYs0 1 でお願いします。筋肉ダルマなんだから、ヘビくらい殺れるだろw 320 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/02(金) 23 38 17 ID kOaskHLd0 ショボたんアク禁かな? もしインフルだったらお大事に。 321 名前: ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/03/03(土) 08 53 58 ID 9NB6iJi0O PC壊れますた 1で決定しますた。 ロランは思い切って蛇の首を掴む。 蛇が苦しそうに舌を出すが、ロランは力を緩めない。 ついには蛇を引きはがし、床に叩きつけた。蛇は死んでいた。 蛇の側が逆にロランに絞め殺されたのだ。 「大丈夫、ロラン?」 心配するルーナをロランは手で制した。 袋を調べると、巻物が出てきた。困った時にだけ読め、と表紙には書いてある。 1 今すぐ開ける 2 荷物にしまっておく 327 名前:◇syobo[sage] 投稿日:2007/03/05(月) 23 32 51 ID 5S/kx+pZ0 もうちょいでPC復旧しますのでしばらくお待ちください 328 名前: ◆gjggxGbbCA [sage] 投稿日:2007/03/05(月) 23 33 33 ID 5S/kx+pZ0 しばらくマターリとお待ちください (HDD復旧中のため) 330 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/06(火) 00 37 25 ID hOIGTSuQ0 #syobo 331 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/06(火) 01 20 18 ID yxPVYpKY0 よく鳥晒しちゃうマスターだねぇw 332 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/07(水) 15 57 51 ID tg5MfNce0 マスター…。 333 名前:(っ・ω・)っ ◆7lrloFvQ86 [sage] 投稿日:2007/03/08(木) 18 29 30 ID Kj6qPoKP0 トリ変更 2で決定しますた。 巻物を見たいという誘惑を退け、ロランは巻物を荷物にしまう。 だが、この部屋にはそんな事よりも大事な事が書いてあった。 「問題です。人生で一番大事な物はなんでしょう。答え 知らんがな(正解!)」 「すっげー無責任な答え方だな、おい」 老騎士が縛られていた場所の近くの壁に書いてあった落書きをサトリが見つけたのだった。 「これでだいぶ答えが絞れてきたわね」 ルーナが図に印を書き足していく。 この部屋にはもう目をひくものは何もない。部屋を出て通路を先に進む。 通路は途中で左に細い通路が枝分かれしている。前方からは奥からなにやら「カン、カン」という音が聞こえてくる。 「洞窟の拡張工事か?」 「どうせその作業員だって魔物でしょ」 興味を惹かれそうになったロランをルーナがおしとどめる。左の枝道に行こうというのだ。 1 奥に進む 2 枝道に進む 334 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/08(木) 19 04 00 ID j/hdnYJB0 1 でお願いすます 335 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/08(木) 19 45 11 ID 4BZbT1100 1で 待ってたよ 339 名前:(っ・ω・)っ ◆7lrloFvQ86 [sage] 投稿日:2007/03/09(金) 23 09 05 ID uW1v+nKH0 1で決定しますた。 どうしても音が気になるのでそのまま奥に進むことにする。 30メートルほどで通路は小さな部屋で行き止まりになっていた。 「ツルハシが・・・空中に浮いてる?」 ロランの視線には、実に奇妙な光景が繰り広げられていた。 ツルハシやスコップが宙に浮いている状態で何度も壁に向かって振り下ろされているのだった。 「いや、宙には浮いてないぞ」 「これって、魔法が使える人間には見えちゃうみたいね・・・」 サトリとルーナにはツルハシやスコップを持って作業をする「人間」が見える。 だが、その人間ははっきりとした実体を持たない。彼らは亡霊なのだ。 この世に対する強い未練、残留思念が彼らを成仏させないのだった。 1 こんなところで何をしているのかと話しかける 2 気味が悪いので気づかれないように戻る 340 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 23 38 39 ID FP1Mp/s20 1で。 作業員に悪意を感じない。 344 名前:(っ・ω・)っ ◆7lrloFvQ86 [sage] 投稿日:2007/03/11(日) 22 31 06 ID 7+FTOD/a0 1で決定しますた。 亡霊と会話が成立するのか不安になるが、ロランは勇気を出して話しかけてみた。 「あのー、お仕事大変ですね」 若い男の声で返事が返ってくる。 「仕事の邪魔だ、話かけないでくれ」 すると、今度は中年の女性の声で返事が返ってきた。 「ここにいる連中はね、みーんなハーゴン様の怒りをかっちゃって、 生きながらにして焼き殺された連中ばっかだよ。ハーゴン様をバカにした 罰として、こうしてずっと工事をさせられてるのさ」 「この道はどこにつながる予定なんですか?」 「そんなの私たちが知ったこっちゃないよ」 中年の女はそういうと再び作業に戻る。 「俺はもう忘れられた男。言葉なんかかけるんじゃない。 アンタらにしてやれることなんか何にも無いんだからよ」 男はあからさまにロラン達を邪魔者扱いしている。 1 それでもまだ話を続ける 2 諦めて帰る 350 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 16 11 12 ID 4oGjn+kw0 1 で、ルーナに独白させる。 351 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 23 01 09 ID 3bAyTLqB0 1 ハーゴンに殺された人たちばかり… ムーンブルクの人とか、いたりしないかな 354 名前:(っ・ω・)っ ◆7lrloFvQ86 [sage] 投稿日:2007/03/15(木) 00 25 49 ID EzhDr4ZO0 1で決定しますた。 「実は・・・・・・私も身内をハーゴンに殺されたんです」 ルーナが絞り出すようにして言うと、中年の女性が振り返る。 「王も、王妃も、召使い達も、兵士達も、みんな、一緒に・・・ あの日、あの時、突然私はひとりぼっちになってしまったんです」 ルーナは切々と話を続ける。 「最初は、なんで私一人だけ生き延びたんだろうと思いました。 そして、どうしてこんなに辛い思いをしてまで生きていかなきゃなんないだろうと思いました。 こんなに生きるのが苦しいのなら、命なんて要らないとまで考えたこともありました。 でも、ロラン達と会って気づいたんです。私は、ムーンブルクのみんなの命を吸って 生きているんだ、って。だから、みんなのためにも絶対にハーゴンを倒さなきゃならない。 そうしないと、みんなが怒るし、悲しむと思いますから・・・・」 一気にまくし立てたルーナはそこで話すのを止めた。 ハーゴン軍の襲撃以来、ルーナは王宮の日常生活から、非現実とも思える、魔物が 徘徊する世界での生活を余儀なくされた。 それでも、命を落とすことなくここまで生き延びることが出来たのは、 まだ自分は死ぬ運命じゃないから生きていかなきゃならないという、ルビスからの教えがある。 そうルーナは考えていた。 「それが本当だったら、少しはいいことを教えてあげてもいいんだがな」 若い男はまだルーナの言うことを信用してはいない。 サトリがソワソワし始めた。あからさまに悪態を付きそうな様子なので、 ロランがサトリをいつでも抑えられるように意識をサトリの側に集中させた。 ルーナの話でそれなりに共感を得ることはできた。もう少しで情報を亡霊から聞き出せそうではあるのだが・・・ 1 「いいことって、稲妻の剣のありかですか?」 2 「この洞窟の出口を教えてください」 356 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/16(金) 00 48 43 ID 7TyWMJrf0 3で。 ルーナ「私がそんな嘘をつく女に見えるか!! 私の目を良く見てみろ!! これが嘘を付く人間の目か!!」 357 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2007/03/16(金) 07 46 30 ID r1fFYx9c0 3 で。 359 名前:(っ・ω・)っ ◆7lrloFvQ86 [sage] 投稿日:2007/03/16(金) 23 06 28 ID Wj4Afaae0 3で決定しますた。 「私がそんな嘘をつく女に見えますか!私の目を良く見て下さい!! これが嘘を付く人間の目ですか!!」 ルーナが心の底から自分の思いの丈をぶつける。 「私がここまで生きてこられたのも、どんな時でも助けてくれる 仲間がいたからなんです。人は、結局は人との関わりの中でしか生きていけないんです!」 少しの間、亡霊とルーナの間に奇妙な間が流れた。 「そういう言葉はそれなりの人生を歩んでいなければなかなか言えるもんじゃないな。 その言葉、信じることにしよう」 ようやく若い男が心を開いた。 「稲妻の剣は、このフロアの1つ下にある。でもな、直接階段では行けない。 それと、洞窟の出口はまだまだ上にある。出てみたらきっと銀世界が見えるぜ」 「稲妻の剣のありかなら、良かったら図を書いてあげる。稲妻の剣を正しいことに使うのも、 邪な事に使うのも使う人間次第だからね。手に入れたら大事に使ってやってよ」 中年の女の亡霊はそこらへんに転がっていた木切れに道のりを刻み込んでくれていた。 「記憶違いがあるかもしれないけど、そこらへんは何とかしておくれ」 「俺もアンタらみたいな人生観、ちょっとでいいから味わってみたかったな・・・じゃあな」 男がそういうと、中年の女の亡霊とともにその場からかき消えていった。 再び分岐点に戻って、今度は枝道に進む。少し進むと、また道が左右に分かれる。 「稲妻の剣は・・・右だな」 ロランが手元にある木切れを確認していると、通路の右から何やら銀色の煌めきが見える。 1 左に行く 2 右に行って煌めきの正体を見る 2
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263 名前:小ネタ :2009/11/14(土) 17 31 42 ID ??? ロラン「それじゃ姉さん、くれぐれもくれぐれもくれぐれも頼みますよ」 セレーネ「任せなさい。女に二言はないわ」 ジュドー「おいどうしたんだ?あの二人」 ガロード「今日家に大事なお客さんがたくさん来るんだヨ。でも兄貴達は出払っててロラン兄はアル達の付き添いで予防接種しに行くのさ」 ジュドー「あ~、だからセレーネ姉に任せるしかないと。接客出来んの?あのヒト」 ガロード「さあ」 セレーネ「アナタたち煩いわよ。こう見えても白髪頭の年寄り達としょっちゅう会議してるんだから。楽勝ね」 ロラン、ジュドー、ガロード「「「心配だなぁ」」」 一人目 セレーネ「地元じゃキャベツ捨ててるんですってネ」 ガトー「む…、これは失礼した。そのキャベツが土産でな」 二人目 セレーネ「国によってはソフトクリーム何千万ってのがあるそうですワ」 ミネバ「ムム、わたしは新聞など見んからな…申し訳ない」 ジュドー「ちょっとセレーネ姉、話題に気をつけないと駄目じゃんか」 セレーネ「あ~~参った。でも見てなさい。次こそは」 三人目 セレーネ「まず失礼ですがなにの御土産お持ち下さったンでしょうか?」 マリナ「手ぶらなんです(涙)つい急いで…恐縮です…グス」 アムロ「おい、なんなんだこの張り紙は」 ロラン「さあ?」 『捜さないでください セレーネ』 終作
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87 名前:叩き込む人たち1/4投稿日:2006/08/19(土) 19 41 36 ID ??? アル「ねえねえロラン兄ちゃん」 ロラン「どうしたの、アル」 アル「ロラン兄ちゃんはなんで料理がうまかったり礼儀がきちんとしてたり女装しても違和感なかったりするの」 ロラン「それは……」 ~数年前~ ロラン「ああ、おなかがすいた。食い扶持を減らすためにって家出したのはさすがに早計だったなあ」 ソシエ「姉さん、なんかいかにも腹ぺこっぽい顔した男の子がいるわよ」 キエル「そうね、いかにも腹ペコっぽい男の子がいるわね」 ソシエ「家に連れて帰ってなんか食べさせてあげましょうか」 キエル「そうね、家に連れて帰ってなんか食べさせてあげましょうね」 二人「そういう訳だからいらっしゃいな」 ロラン「はあ」 ソシエ「でもただで食べさせてあげるのはダメよね姉さん」 キエル「そうね。しばらくウチで働いてちょうだいな。いろいろと叩き込んであげるわ」 ~現在~ ロラン「……叩き込まれたんですよ」 アル「なにそれ」 88 名前:叩き込む人たち2/4投稿日:2006/08/19(土) 19 44 26 ID ??? アル「ねえねえヒイロ兄ちゃん」 ヒイロ「なんだアル」 アル「なんでヒイロ兄ちゃんは爆破とか潜入とかの特殊任務をこなせるの」 ヒイロ「それは……」 ~数年前~ ヒイロ「ああ、おなかがすいた。食い扶持を減らすためにって家出したのはさすがに早計だったなあ」 リリーナ「あらお兄様、いかにも腹ペコというお顔をした男の子がいますわ」 ミリアルド「そうだなリリーナ、いかにも腹ペコという顔をした少年がいるな」 リリーナ「かわいそうだから何か恵んでさしあげましょう」 ミリアルド「そうだな、かわいそうだから何か恵んでやろうか」 二人「そういう訳だからいらっしゃいな(来るといい)」 ヒイロ「はあ」 リリーナ「だけどただはいけませんわ」 ミリアルド「そうだな、ただはいけないな」 リリーナ「父様の仕事のお手伝いをしていただきましょう」 ミリアルド「そうだな。いろいろと叩き込んでもらおう」 ~現在~ ヒイロ「……叩き込まれたんだ」 アル「なにそれ」 89 名前:叩き込む人たち3/4投稿日:2006/08/19(土) 19 45 59 ID ??? アル「ねえねえドモン兄ちゃん」 ドモン「なんだアル」 アル「どうしてドモン兄ちゃんはキングオブハートだったり流派東方不敗だったりするの」 ドモン「それは……」 ~数年前~ ドモン「ああお腹がすいた。食い扶持を減らすためにって家出したのはさすがに早計だったなあ」 東方不敗「おお、見よ風雲再起。いかにも腹ペコという顔をした小僧がおるぞ」 風雲再起「ヒヒーン」 東方不敗「哀れだから何か恵んでやるとしよう」 風雲再起「ヒヒーン」 二人?「そういう訳だから来るといい(ヒヒーン)」 ドモン「はあ」 東方不敗「だがただはいかんな風雲再起」 風雲再起「ヒヒーン」 東方不敗「これも何かの縁、この小僧に流派東方不敗を叩き込んでくれようぞ」 風雲再起「ヒヒーン」 ~現在~ ドモン「……叩き込まれたんだ」 アル「なにそれ」 90 名前:叩き込む人たち4/4投稿日:2006/08/19(土) 19 47 00 ID ??? アル「うーん、どうしたら兄ちゃんたちみたいな凄い人になれるか知りたかったけど、よく分からなかったなあ。 とりあえず、僕も腹ペコでうろついて誰かに何かを叩き込んでもらおう」 ~数分後~ アル「ああ、お腹がすいた」 バーニィ「おうアル、何やってんだ」 ~中略~ シュウト「うわあ、こりゃミンチよりひどいや」 91 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2006/08/19(土) 22 05 25 ID ??? 87 勝手にネタにさせていただきました。 偽・叩き込む人たち グエン「ミハエル君(ミハエル大佐)」 ミハエル「どうかいたしましたか、グエン閣下」 グエン「ローラがうちで料理や礼儀作法や女装を習っておれば…」 ミハエル「最後のは何なんですか」 ~数年前(注・グエンの妄想)~ ロラン「ああ、おなかがすいた。食い扶持を減らすためにって家出したのはさすがに早計だったなあ」 ミハエル「グエン閣下、なんかいかにも腹ぺこっぽい顔した男の子がいます」 グエン「そうだな、いかにも腹ペコっぽい男の子だな」(キュピーン) ミハエル「見捨てて行ってはラインフォード家の名折れ、連れて帰って何か食べさせてるべきでは」 グエン「そうだな、家に連れて帰って何か食べさせてやろう」(よく言ったミハエル!) 二人「そういう訳だから来たまえ」 ロラン「はあ」 ミハエル「しかしただで食べさせるだけと言うわけにも行きますまい、グエン閣下」 グエン「そうだな。しばらくウチで働きたまえ。いろいろと叩き…教え込んであげよう」 ~現在~ グエン「そうすれば今頃私はご主人様としてメイド姿のローラをはべらせて……ハァハァハァハァ」 ミハエル「またこれだ」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ アルフレッド・イズルハ グエン・サード・ラインフォード ゼクス・マーキス ソシエ・ハイム ドモン・カッシュ ヒイロ・ユイ ミリアルド・ピースクラフト ロラン・セアック 東方不敗 過去話 風雲再起
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∀ガンダム∀ GUNDAM 登場作品 ∀ガンダム 型式番号 System-∀99 全高 20.0m 重量 28.6t 所属 ミリシャ 武装 ビーム・ライフルビーム・サーベルガンダム・ハンマービーム・ドライブ・ユニット月光蝶核ミサイルシールド 特殊装備 胸部マルチパーパスサイロIフィールドシステム∀空間転移システム追加武装ユニットオペレーションシステム 搭乗者 ロラン・セアック 【設定】 ビシニティ地方の遺跡にある神像から出現したモビルスーツ。 ∀は「ターンエー」と読み、一応MSの体を成してはいるが、ターンタイプという独自のカテゴリーに含まれる。 周囲の人間からはヒゲの機械人形、あるいはホワイトドールと呼ばれている。 劇中で「ガンダム」と呼んだ人間は限られているうえ、「ガンダムにはお髭がありますか?ありません!」とも言われたりと散々。 この機体が製造されたのは宇宙世紀7800年頃ではないかといわれている。 単機での作戦行動をコンセプトとする超兵器であり、異常に高い機動性、動力源は縮退炉(=ブラックホールエンジン)、自己修復機能を持つナノスキン、ビームのみならず実体弾すら跳ね返すIフィールド(*1)、ビーム・ライフル、Iフィールドでも打ち消されないビーム・ドライブ・ユニット、そして月光蝶システム等々破格のスペックを有する。(よくビームライフルがコロニーレーザー並の凄まじい威力を持つなどというガセネタが信じられてるがそんな設定は存在しないため注意。空間転移も公式設定ではない小説だけでしか名言されていない。) 更にそもそも機体自体がIフィールドで動いているため常にバリアに覆われているようなものであるという。 その上設計段階では「ミノフスキー粒子を無力化する装置」まで搭載する計画があったらしい(*2)。 実際には搭載されなかったが、搭載されていたらV2ガンダム涙目である。 言わずもがなだが、歴代ガンダム主人公機史上最強の機体の候補、というよりも黒歴史の事も考えるとターンX同様、これから先のガンダムシリーズに登場する全てのMSすら超えている事が前提の機体である。 尚、上記の「機体自体がIフィールドで動いている」というのは、Iフィールドビーム駆動、またはIフィールド・ビーム・ドライブと呼ばれ、∀だけで無くターンXやスモー等にも採用されている、この時代では広く一般化され始めた駆動形式である。 これは従来の腕部や脚部等に機械構造を組み込んで動かすものではなく、機体表面にIフィールドで立方格子の梁を作って関節を動かすものであり、いわば外から操り人形の様に動かす仕組みになっている。 よってこれが採用されている機体の腕部や脚部等は内部に機械構造を持たない単純な金属の塊でしか無く、従来のMSと違い空洞に近いものとなっている。 劇中でターンタイプの頭同士やMSの破片がぶつかった時に軽い音がしたり、∀が劇中で胸部のサイロに牛や核ミサイルを積載出来たのもこれが理由であり、∀の上半身は何とがらんどうなのである。 劇中でも終盤圧倒的な能力を見せ付けているが、設定上はそれでもフルスペックというわけではなかったようで、劇中での超性能でもターンX同様全性能の20%程度しか発揮していない。 月光蝶で過去の地球文明を砂に帰した後、マウンテンサイクルにホワイトドールとして長期間埋葬されていたがディアナ・カウンターの地球帰還作戦の際に復活。 たまたま居合わせたロランが乗り込み、以後ミリシャの主戦力として活躍する。 【武装】 基本武装はガンダムに範を取り、シンプルな構成。 シリーズでも屈指の機動力を誇り、動きが大変カッコイイ。 手刀 発掘品である∀ガンダムは、初期は武装が満足に揃わず、徒手空拳での格闘戦を挑むことも多かった。 望まれた結果かはさておき、∀ガンダムはこうしてアクション派俳優としてのキャリアも着実に積みあげていった。 ビーム・ライフル ∀ガンダムのメインウェポンの一つ。 金属粒子を固有振動によって収束させ発射する、リフェーザー(共振粒子)砲という設定。 出力調整が可能。 最初に使用したものは前述のとおり経年劣化等に伴い、すぐに融解した。 その後しばらくして新たに発掘されたものを装備している。 VSシリーズではサブウェポンに甘んじているが、原作では中盤以降のメインウェポンとして立派に活躍している。 ビーム・サーベル アクション俳優たる∀ガンダムのメインウェポンの一つ。 プラズマで敵を焼き切るビーム兵装。 長さを調整することができるほか、手を回転させることでビーム・シールドのような運用も可能。 特に前期は刀身が細く描写されることが多く、その動きと合わせ非常に殺陣が映える。 ガンダム・ハンマー オリジナルのガンダムより受け継いだ、トゲ付き鎖鉄球。 見た目どおり攻撃力は抜群で、しかも質量兵器なので省エネ。更にトゲが爆発したり、Iフィールドの展開機能もあるすぐれもの。 鉄球部分だけでなく鎖までもが異常な強度を持ち、グルグル回転させてミサイルを受け止めても破断しなかった。 そのシンプルかつ頑強な構造故にか、マウンテンサイクルに隠されていた武器庫の武器がことごとく使い物にならなかった(触れた途端砂になって崩壊した)中で唯一機能を保っており、ロランに「残ったのはこれだけか」と、対峙したフィルに「いかにも蛮族がやりそうなことを!」とクソミソに言われつつも大型モビルスーツ・ウォドムを撃退する活躍を見せつけた。 実は使用回数自体は片手で数えられる位(しかも一度は壊れた)だが、ロマンとカッコよさに満ち溢れたその佇まいが全てを肯定するのだ。 スーパーロボット大戦シリーズにおいてアルファ外伝での初登板時、長射程大威力移動後使用可能という超優遇措置を受けて作中のメインウェポンと化していたため、気合入りまくりの攻撃アニメーションと相まってスパロボユーザーにもターンAといえばハンマーというイメージがある人は多いのではなかろうか。 ビーム・ドライブ・ユニット 鹵獲された際ムーンレイスの解析で復活した、腰部に付く拡散ビーム砲。 Iフィールドで相殺できないビーム兵器という特性を持つ。 使用した際に乗っていたジョセフの台詞から、「やったぜフラン砲」とも呼ばれる。 月光蝶 文明の産物を壌に帰してしまうナノマシンを散布する装備及びシステム。 散布されたナノマシンは青味を帯びたオーロラの様に輝く蝶の羽に見える。 ∀ガンダムはかつてこれを使って、それまでの文明(黒歴史)を埋葬したという過去を持つ。 核ミサイル 胸部マルチパーパスサイロに格納していた、発掘品の核ミサイル。 劇中ではミリシャ・ムーンレイスのどちらの陣営にも渡らないようにロランが保管していたもの。 「人を救う」ための使い道として、月面都市に墜落しようとしている隕石の破壊に使用し、「道具は使う人次第」という∀ガンダムらしいテーマを垣間見せた。 ゲーム中で人間相手に気軽に投擲しているのは、そういった劇中描写から考えるとかなりアレな姿ではある。 【原作の活躍】 物語開始直後はホワイトドールの神像として休眠状態だったが、成人の儀の日に開始されたディアナ・カウンターの地球帰還作戦の際にポゥ・エイジが搭乗するウォドムが放ったメガ粒子砲により自己防衛システムが起動、手持ちのビーム・ライフルを発射した(*3)。 その時に、その場に居合わせたロラン(とソシエ)が搭乗、以後主にミリシャの主戦力として各地を転戦した。 序盤はビーム・サーベル以外に装備も無く、さらにスラスターや胸部マルチバーパスサイロにナノスキンのカスが詰まっていて飛行が出来なかったが、ディアナ・カウンターから亡命した技術者達の尽力や戦闘中にナノスキンのカスが除去されたこと、さらに固有の武装がいくつか発掘されたことで徐々に本来の性能を取り戻していった。 本来は文明まるごと消滅させる脅威かつ危険な超兵器なのだが、モノは使いようということで洗濯や牛の運搬などの元々の(作業機械としての)MSの使い方でも活躍した。 ビーム・サーベルや手刀による格闘戦も得意で、ロランの性格もあって脚部などパイロットが死なずに戦闘能力を奪える部分を狙っていた。 月の冬の宮殿付近で戦艦を押し戻す際に若干だが月光蝶に似た現象を発現、この時はカメラアイの色も若干変わっていた。 最終決戦では、ターンXとの一騎打ちで両機とも月光蝶を発動、激戦の末お互いサーベルが胸部を貫通、相打ちとなり最後はギム・ギンガナムやターンX諸共ナノマシンの繭に包まれた。 【搭乗者】 ロラン・セアック CV:朴 璐美 ムーンレィス(月面居住者)の少年。 但し冷凍睡眠から覚醒させられた人間の為、両親の身元を含め出自は明らかでは無い。 中性的な声と容姿、セミロングの銀髪、エメラルドの瞳、浅黒い肌が特徴で、月の女王ディアナを敬愛する。 遺伝的に体が弱く、身体的特徴はその表れであるらしいが、地球で生活する内にかなり体力が付いた模様(*4)。 性格は優しく穏やかで、他人に使われることも苦に感じず、本国と比べて文明の遅れている地球人に対しても特に軽蔑はしていない。 童謡「メリーさんの羊」をよく口ずさみ、唯一の親との接点であるらしい某農協系金融機関のグッズによく似たブリキの金魚を宝物としている。 原作では本格的な地球帰還の前に事前に月から送り込まれた入植者で、地球に降下したはいいが川で溺れてしまい、ハイム家姉妹に助けられたことが縁でムーンレィスであることを隠しつつ使用人兼運転手として働くようになる。 このことなどから、ロランも次第に地球やそこに住む人たちに強い愛着を覚えるようになる。 成人の儀の最中、突如として侵攻を開始したウォドムに反応して目覚めた∀ガンダムに乗り込み撃退することに成功。 前述の通りムーンレィスではあるが、プロペラ戦闘機が最新鋭のミリシャに対し、MSを初めとした圧倒的な武力で恫喝するフィルをはじめとする強硬派に反感を覚え、一方的な戦争だけは避けれるようにと地球側についた。 しかし当然ながら月の人間とはあまり積極的に戦おうとしないため、優柔不断と評されることもあったが、本人が語った「人の命を大事にしない人とは誰とでも戦う」という信念を貫き通す芯の強さを秘める。 またズサンのパイロットを撃墜する時に「人が乗っているのに…やる!!」と思い切りの良い決断を下している事からも分かる通り、歴代ガンダム主人公の中でも特に覚悟が強く、戦争や戦いに対し現実を見据える事が出来ていたりする。 公の場ではグエン・サード・ラインフォードの指示で「ローラ・ローラ」の名で女装、プロパガンダとして利用されたことも。 ちなみにロランにとってこれは黒歴史であり(*5)、メリーベルにローラ・ローラと呼ばれた時は「この女もローラ・ローラと言う」と怒りを滲ませていた。 これは自分の事で怒る珍しいシーンでもある。 戦闘は基本的にサーベルでの脚部など部分的な破壊や武器を使わない格闘戦(手刀など)、狙撃などでパイロットは殺さない戦い方をする。 これは、戦争の規模がそれほど大きくなく、小競り合いが大半だった事と、パイロットを殺害してしまうとそれによって口実を与え戦線の拡大を招くという事態も考えられるため、戦力で劣るミリシャとして最小限の防衛に徹し、抑制的にするのは定石とも言える。 彼が殺したと確認できるのはズサンのパイロット1人であるが、この時は相手はこちらの意思を問わず攻めかかってきたため、ロランとしても元より手加減せず、確実に相手を仕留めるつもりで攻撃していた。 操縦技術、センスも有り、ソシエから引き継いでイーゲルと戦闘した時はパイロットのコレンが突如挙動が良くなった事に驚き、レット隊とのフラット戦では機動特性を把握していた事から戦闘を有利に進めていた。 最終決戦後はソシエとの愛を振り切って隠棲するディアナのお付きとして共に過ごす事になる。 【原作名台詞】 「地球はいいところだぞ! みんな、早く戻ってこぉぉぉい!!」成人式の前日の夜、月に向かって叫ぶ。 「僕はね…僕はムーンレィスなんです…ムーンレィスなんですよぉぉ!!」「僕は二年前に月から来ました。けど、月の人と戦います。だけども、地球の人とも戦います!」「人の命を大事にしない人とは、僕は誰とでも、戦います!」地球とムーンレィスが争い合う状況に耐えられなくなったロランはとうとう自身の正体を明かすと同時に戦うことへの迷いを捨てる。命は大切で平等という考えを持つロランらしい台詞。 「地球は戦争する所じゃないでしょーっ!」正論であるが、地球人類の歴史には必ず戦争があったのもまた事実ではある。 「人が乗っているのに…やる!!」ロランの覚悟の強さを最も表している台詞。ロランは優しいだけの男では無いのだ。 「人の英知が生み出したものなら、人を救ってみせろぉぉ!」月に向かって移動するコロニーの残骸を破壊するために、核ミサイルを使った時の一言。 「戦いの歴史は…繰り返させませんッ!!」「人が、安心して眠る為には!」「倒す…倒します!」「自分を捨てて戦える者には!」ロランは人の為に戦っているというのが分かる台詞群。 「ディアナ様、また明日…」ラストシーン。ディアナの就寝を確認してドアを閉める場面で物語は幕を下ろす。 「ユニバース!ユニバァァース!」劇場版『地球光』にて。ムーンレィス共通の感嘆符。ハリー・オードも言っている。本作の勝利リザルト時のセリフの一つでもある。 【VS.シリーズの活躍】 ガンダムVS.ガンダム 無印より「∀ガンダム」主役枠で3000GP機として登場。 泣く子も黙る漢のガンダム・ハンマー使いとしての登場。 近距離戦で誘いうけをしつつ、効率よくダメージをもぎ取っていくのが主な仕事。 劇中では別にハンマーばかりで戦っていたわけでもないのだが…。 ビーム・ライフルなどの装備も再現されており、刀身の細いビーム・サーベルがこだわりポイント。 劇中イメージもあってか、頭を回転させたりとコミカルな仕草も持つおちゃめさん。 アシストはカプルと同じヒップヘビー、ただしこちらは機関銃を撃つ。 ガンダムVS.ガンダムNEXT 基本は前作と同じだが、明鏡止水と似たシステムである月光蝶が追加された。 横格の判定強化やNDによる隙消し、さらにステサブによる擬似ステキャンにより、機体サイズに似合わず回避能力は高い。 ハンマーよりもステサブで回避をしつつ間合いをつめて着地や射撃の隙に格闘を叩き込むのが主な戦い方になった。 またアシストがフラットに変更され、細いビームを2回発射する。 体力200以下になると月光蝶が発動する。 発動したらカメラアイが赤色に変化、背中から蝶のような翅が出現し、その際背中のシールドが吹き飛びシールドガード不可能となる、あと翅のせいで若干画面が見辛くなる…。 その代わり攻撃力が一気に上がり、コストオーバーで復帰した2000や3000ならワンコンボで撃破することも容易い。 EXVS. ビーム・ライフルがCS、核攻撃が格闘CSなどシステムが変更された。 武装アシストにカプルを呼び出す。 体力200以下の月光蝶によるパワーアップは廃止されたが、月光蝶自体は覚醒技になった。 武装の劇中での活躍は以下の通り。 射CS=第2話の照射ビーム 格CS=第39話のミスルトゥ破壊 N格=第45話でターンXに仕掛けるが分離で回避される 横格=劇場版のウィルゲム離陸にて 前格初段=第4話でウォドムの手首を落とした手刀 前格二段目=第20話のフラット蹴り 下格=第6話のハンマーによるミサイル防御 N格前派生or前格後派生=第31話のアルマイヤー斬り 特格=第28話の突撃モーションから第41話のマヒロー投げ ちなみにパイロットのロランは、何故か原作2話の成人式の衣装(全裸)になっている。可愛い娘なら… DLCで参戦したサーシェスの台詞からすると本当に全裸で乗っているようだ。 EXVS.FB 前作と同じコストで登場。 特格に新しい択が追加され、近距離の選択肢が豊富になった。 特に今回の目玉である後特格のジャンプ斬り(通称 田植え)は単体の格闘としても移動技としても優秀で、 BD性能の強化とあわせて、敵機に接近して殴り倒す性能が格段に上がっている。 また、今作では何故か常時ビーム・サーベルを抜刀している。 さらに、モバイル限定だがパイロット衣装の機能が追加された為、ノーマルスーツとローラ・ローラ(女装)に変更が可能。 EXVS.MB NEXTのミサイルが復活し、更にガンダム・ハンマーが遂に足を止めなくなるという嬉しい強化がなされた。 しかし射撃武装が増えたことで格闘の種類の減少や一部格闘の性能下方修正がされており、耐久力は相対的に減少。 基本的な戦法は変わらないが、FBと比較して射撃寄りな調整をされたといえるだろう。 またパイロットの声優さんが同じためか、ブリッツガンダムが僚機だと専用の会話が発生する。 何故かロランはニコルに対してライバル心を抱いているようである。 EXVS.FORCE プレイアブル機としてコスト3000のまま続投。 アシストが消滅したくらいで他はFBのまま。 ロランはデフォルトでノーマルスーツ姿となっている。 EXVS.2XB コマンド配置がメインがビーム・ライフル、特射にアシスト、格闘CSにハンマー、後覚醒技に核と大きくコマンドが変更。 性能もメインはダブルオーライザー並みの太さ、アシストは弾切れ時のアラート鳴らしくらいの性能だった前作から回避を強要させる武装にランクアップしハンマーは落下テクになるなど大きく強化された。 一番やばいのは機動力で、連打BD回数が11回という時限強化機体と並ぶほどであった。 膨大な行動回数に寄り稼働初期は尋常ならざる戦績を記録し、緊急アップデートにて9回と他の3000より少し多い程度に落ち着いた。 が、やはり変則的なムーブ武装と行動回数、およびそれらに振り回されない優秀な射撃群とが高いレベルで噛み合わさり、2度に渡る全国大会まで環境を席巻し続けた。その間も何度も下方されたが、いずれも誤差範囲の内容であることが拍車をかけたと思われる。 結局、同作のお供と共に通算5回の下方修正を受ける次第となった。ストフリ等と同等の紙耐久レベルまで下げられ、ハンマーの射撃破壊効果も没収されたことでようやく平均レベルまで落ち着いた。 EXVS2OB XB最終版をベースに、前射撃CSにフラン砲が移行。NCSのゲロビ共々ボタンを離した瞬間にチャージを消費するようになり、フェイントは出来なくなった。 また、共通修正でピョン格の接地ズサが没収された。 【勝利・敗北ポーズ】(ガンVSガン、NEXT) 勝利ポーズ ビーム・ライフル以外の物を携帯時 何も持たずに両手を広げ、天を仰ぐ。「地球はいい所だぞー!みんなー、早く帰ってこーい!」 ビーム・ライフル携帯時 ガンダム・ハンマーに右足を乗せて、ビーム・ライフルを斜め上に向けながら天を仰ぐ。 NEXTのみ月光蝶が発動していた場合、上記のポーズ時に月光蝶が発動している。 敗北ポーズ 棒立ち。頭が回っている。ちなみに戦闘中でも敵に背を向けて棒立ちしても頭を回す。 【勝利・敗北ポーズ】(EXVS) 勝利ポーズ 通常時 カプルと手をつないでほのぼのとした棒立ち 覚醒技時 月光蝶を展開し、万歳。目が赤色になっている 敗北ポーズ 尻餅を付く 対スモー戦でチークガードを折られた際の機能停止状態だと思われる 【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.FB以降) 勝利ポーズ 通常時 両手のビーム・サーベルを回し、ニュートラルポーズを取る カプル呼出し中 カプルと手をつないでほのぼのとした棒立ち 覚醒技時 前作と同じだが、目が赤くなっていない 敗北ポーズ 前作と同じ 【その他の活躍】 ガンダムビルドファイターズトライ 第10話のガンプラコレクションのガンプララリーでTAKUが使用するガンプラとして黒に塗装された機体が登場。 機体色が黒なのはTAKUが肌を焼いていたのを機体にイメージとして反映させた結果なのだろうか。 カミキ・ミライの美貌に目を付け食事をする権利を得るためにガンプララリーに参加し、シールドでの見事なサーフィンや、勝利を確実にする妨害のためにミライにバトルを仕掛けて(ミライが素人同然とはいえ)コウサカ・ユウマ製作のママッガイを圧倒する実力を披露したが、最期はプチッガイを見失い蒼天紅蓮拳で股間のコックピットを粉砕されて敗北。それを見ていたギャラリーの男性陣も戦慄を覚えるのだった… + TAKU TAKU CV:野島裕史 アイドルユニット「三代目スゴック」リーダー。 「色恋は芸の肥やし」を座右の銘に女性を節操もなく口説いており、有名人なら何をしても許されると思っている。 SDガンダム GGENERATION 月光蝶が使えない初期状態と月光蝶が使えるようになる能力解放版とで別ユニット扱いなっている。 初期状態では平凡なユニットだが、開発して能力解放版になれば空を飛べるようになり、月光蝶をはじめとする武装が増えるなど最強クラスのユニットとなる。 『SPIRITS』では黒歴史時代(フルスペック状態)の本機が隠しラスボスとして登場するが、こちらはガンダム史上最強機体の名に恥じない超絶的なスペックを持つ。 ただし本編の∀と同一機体とは明言されておらず、作品上もオリジナルに属する。 なお、黒歴史には非宇宙世紀のガンダムも含まれる事や自己修復機能に加え月光蝶システムに使用されているナノマシンがDG細胞の改良型であるという説もある事から、本機はデビルガンダムの成れの果てだとする説もある。 Gジェネオリジナルの機体として「デビルガンダムJr.」という、上半身がターンXと酷似した機体が存在する。 あくまでGジェネの話とはいえ、このJr.はターンXと関係があるという説もある為、デビルガンダムの成れの果てがターンタイプであるというのもあながち間違いではないのかもしれない。 『DS』ではターンタイプのデータを元にしたとされる量産型∀ガンダムともいうべきMS「センチュリオ」が登場。 トリエ、ノーマ・レギオをはじめとした強化人間「レギオン」達が搭乗した。 バリエーションも複数存在し、トリエ搭乗の試作型は「トライア」、ノーマ搭乗の指令官機は「インペラトール」名義となっている。 最終話では多数のセンチュリオが現れ、全員がエース級の能力な上にダメージを受けるとすぐにパワーアップする、センチュリオの数が多い程能力が更に上昇、大抵のバリアを無効にする攻撃や月光蝶と同等のMAP兵器を使用する、バリアでただでさえ固いのに一定確率で完全回避まで発動するなど、ラスボスに相応しい強敵として立ちはだかり、専用BGM「無数なる一」と相まって多くのプレイヤーを戦慄させた。 スーパーロボット大戦 参戦回数は少ないものの、黒歴史が世界観の根幹を成している事が多くかなり目立つ。また、共演している「ガンダムX」とはよく絡み、ロランとガロードが仲良しである事が多い。 ∀ガンダムは序盤は武器は少ないものの、徐々に武器が解禁されていき最終的には月光蝶の追加などで自軍最強クラスのユニットとなる。 また、ロラン以外にもアムロやカミーユ、クワトロなども搭乗可能で、専用の月光蝶使用時のボイスも収録されている。 初登場の『α外伝』では主要なシナリオはほとんど再現され、DVEも豊富、エンディングでは未来世界に残されたアーガマが地球と月の融和の象徴として、ロランとガロードの名前にちなんだ「ローラ・ラン号」として就役するなど、初参戦である事を差し引いても破格の待遇だった。 『Z』シリーズではエンディングの度に埋められて封印されるのだが、毎回勝手に復活して異世界だろうと別の星からでもロランの下に駆けつけてくる。 Zシリーズ最終作の『第三次Z天獄篇』では通常兵器ともMAP兵器とも違う特殊コマンド版が登場。自分を中心とした広範囲の敵のエネルギーを吸収する技となっており、エネルギー使用技に依存しがちな相手ならボスだろうが封殺できる。 ちなみにネオ・ジオングにとっては天敵ともいえる仕様なのだが、OVAでバナージに刻の果てを見せた機体の天敵が∀というのは面白い偶然である。 『X-Ω』では復活したギンガナムとの共闘をし、合体攻撃も実装された。 その合体攻撃、演出としてはどう見ても∀とターンXの戦闘に相手が巻き込まれるというものになっている。 【余談】 お髭がチャーミングな「∀ガンダム」の主役機である本機だが、ガンダムシリーズには珍しく最後まで交代をすることなく主役を務めた。 これまでのガンダム機体とは一線を画する独特の雰囲気をたたえているが(主にヒゲ)、機体のパーツ構成自体はかなり初代ガンダムに忠実なデザイン。 それでも∀ガンダムの監督である富野御大自身も最初はこのフォルムに戸惑ったとか。 ちなみに噂では特徴的な髭、あれはデザイナーのシド・ミード氏はウイングガンダムゼロの「耳」部分のつもりでデザインしたらしい。 実際、ウイングの耳と同様ヒゲはチークガードの役割をしている。 ちなみに現在の∀以上に異彩を放っていた初期∀ガンダムデザインは「スモー」として転用された。 余談だが、本機のデザインは当時の漫画家の皆様に多大な影響を与えたらしく、それぞれの連載作品中で本機のヒゲをデザインに取り入れたと思われるキャラが登場しており、有名どころでは『シャーマンキング』の道円(*6)、『封神演義』の紂王が乗っていた象などが存在する。 また、「機動戦士ガンダムSEED」ではラクス・クラインが所有するハロの一体に本機を思わせる白いヒゲのマーキングを施していた。 ロランは男役として女性声優が起用された初のガンダム主人公である。 その後も「機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY」のプレア・レヴェリー、「ガンダムビルドファイターズ」のイオリ・セイ レイジ、「ガンダムビルドファイターズトライ」のカミキ・セカイ、「SDガンダムワールド ヒーローズ」の悟空インパルスガンダム、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」のウィスタリオ・アファムにも女性声優が起用されている。 さらに余談になるが、担当声優の朴氏は富野監督の前作に当たる「ブレンパワード」で声優としてデビューし、その際に富野監督に見出されロラン役に抜擢された逸話を持つ。 ちなみに「ターンエー」読みはガンダムシリーズ独自のものである。 「∀」の文字をパソコンやスマホで入力したい場合は「きごう」や「すうがく」を変換すると出てくる。
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兄弟宅、朝。玄関にて、 アムロ「それじゃ、出張の間。家の事は頼むぞ、シロー」 シロー「任せとけって(次男の役目、果たしてみせるさ)」 アムロ家を出る。 それから10分後、 ロラン「本当に僕。修学旅行に行っていいんですか?兄さん達もアルも居るのに……」 コウ「大丈夫だよ!心配しないで行っておいでよ」 ロラン「けど……、色々心配ですし……、僕、やっぱり残りますよ」 ドモン「修学旅行を楽しみにしてたんだろ?いいから、行って来い! 数日間、俺達だけでもどうとにでもなる。ほら」 ロラン「そ、そうですか……、なら……」 玄関前で、シーブック。大きなバックを持ちながら「ロラン!早くしろよ!!」 ロラン「は、はい!行きますよ!!……、じゃ、家の方、宜しく頼みますね。 あ、あとソロソロ集金も来るかもしれないんで……」 ドモン「分った。分った。いいから早くいけ!」 外から玄関を開け、ジュドー「ロラン兄さん早くいこうぜ!」とロランの腕を掴み ロラン「わ、わぁ~~。それじゃ、行ってきますぅ~」ジュドーに引き摺られて家を出る。 コウ「やっと行ったね」 ドモン「ああ、アイツも心配性過ぎる。俺らも子供じゃないのになぁ……」玄関に立つ二人、 シロー「俺もそろそろ出る。今日は早めに帰るからな。皆が居ない分、お前等もシッカリ頼むぞ」 コウ「分ってるよ(僕は大丈夫だけど、ドモン兄さん心配だよね  ̄ー ̄)ニヤ )」 ドモン「任せておけ!(俺と違い、コウは心配だがな  ̄ー ̄)ニヤ )」出かけるシローを見送る。 アムロは会社の長期出張、 カミーユ、シーブック、キラ、ヒイロ、ガロード、ジュドー、ウッソ等は修学旅行へ、 (前スレpart5の修学旅行、修学旅行宴会ネタを参照) 家の留守はシロー、ドモン、コウ、アルが守る事に、 こうして、今日から少しの間、『シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番』が始まります。 219 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 2 投稿日: 03/01/24 10 03 ID ??? 兄弟宅、夕方、 アル「ただいま~~~!!」 ドモン「おう、帰ったか」 アル「あれ?……(少し違和感を憶え)あ、そっか!、今日から皆、修学旅行で居ないんだよね」 ドモン「そうだ。だから俺が家に居る」居間に寝転び、TVを見て、尻を掻きながら、 アル「え~~~~っ、ドモン兄ちゃんは何時も居るじゃん!」 ドモン「な、何だとぉ……(子供の癖に痛い処を突いて来る。試合以外はトレーニングと言っても 一日数時間だからな。案外俺が暇しているのをアルに見破られていたとは)」 一瞬にして居間に緊張感が走る(ドモンが一方的に焦っていただけ) 暫くして、コウとシローが帰宅。 コウ「ただいま~~~っ。あ、(居間のドモンとアルを見て)アル、帰ってたのか。 (鞄を居間に置き)……さぁ、シロー兄さん。これからどうするの?」 シロー「よし、いいか(他の三人を見回し)俺とコウはこれから買い物に行く。 ドモン、お前は残って風呂を沸かせ、ついでに炊飯器で飯炊きも頼む」 ドモン「分った」 アル「僕も買い物に連れていってよぉ」シローに縋りつく、 シロー「分ったよ。但し、お菓子は買わないぞ」 アル「うん!分ってる!」 コウ(シロー兄さんは口だけで、アルには甘いからな……。アルもアルで甘えるタイミングを心得てやがる) シロー、コウ、アルの三人は近所のスーパー。カミオンへ、夕食の為の買出しへ出かけた。 220 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 3 投稿日: 03/01/24 10 04 ID ??? スーパー。カミオン店内、 このスーパーは契約農家から直接買い付けた有機栽培野菜を販売しているのが特色。 ウッソの所属する学園の園芸部リガミティアも、社会実習の一環として、 部室の温室で育てたハウス栽培の果物を偶に、卸す事もあり、ウッソとは顔見知りの仲。 良質の野菜を安く買えるのと、ウッソとの繋がりもあり、ロランはこの店のお徳さんだった。 オリファー店長「イラッシャイませ~~。アレ?(以外な顔)今日はロラン君じゃないの」 シロー「ええ、そうなんです。チビ共はコイツ以外(アルの頭を上から軽く押し込んで)修学旅行に出てて」 オリファー店長「そうですか。修学旅行ねぇ。ロラン君もやっぱり学生なんだなぁ…」 シロー「え?」 オリファー店長「いやぁ~~。何時も関心してたんですよ。彼の事は。独りで頑張ってる。 まるであの家のお母さんみたいだってね。本当に出来過ぎた子だなぁと思っていたんですよ」 シロー「ええ、そうですね。だから、この際、良い機会だから羽根を伸ばして欲しいと思ってます」 雑談している二人を尻目に、コウは独り、お菓子コーナーへ コウ(最近の食玩のオマケはオマケの範疇を超えてるよなぁ……。おお、これなんか、凄い造形! 昔の貧相さが懐かしく思える位に、最近の食玩の進化は凄いなぁ) 棚に置いてる食玩を見てると、 シロー「コウ!何処に居る?手伝えよ!」 コウ「あ、やばぁ!」渋々、シローの元へ、 カートを押し、店内を回る。コウとシロー シロー「と……、そういえば、献立決めてなかったなぁ……。何を買ったらいいやら」 コウ「人参が入ってなきゃ何でもいいよ」 シロー「コウ。お前なぁー……。(暫く考え)よし!取り敢えず、人参は買うぞ!」人参の袋を一掴み、カートに入れる コウ「え?Σ(゚д゚;」 シロー「好き嫌いは許さん。お前もそろそろ人参嫌いから卒業しろよ。アルだって食べられるんだぞ」 コウ「に、兄さん、酷いよ……何も今日じゃなくても……」 シロー「いいや!今日は人参をタラフク使う料理に決めた!」 コウ「……。(´・ω・`) (シロー兄さん、兄弟の中でも特に俺には兄貴風吹かすんだよなぁ……)」 221 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 4 投稿日: 03/01/24 10 05 ID ??? 兄弟宅、風呂場にて、 ドモン「ええと……、このまま、水を出し、風呂釜のスイッチを入れるんだよな……」 風呂釜の掃除を終え、水を注いでる。 (風呂釜掃除がこれ程大変だったとは……、ウチは13人兄弟だからな。 毎日洗っているロランは、さぞ大変だろう……こうやって自分でやってみると有難味が分る) ドモン「良し!次は飯炊きだ」 台所、 ドモン「そういえば、俺、飯を炊いた事ないんだよな……、さて、どうする……」 (修行中、野宿はするが、飯盒炊飯などの洒落た事はやった事が無いのだった) 台所の棚を探すと【毎日のおかず100選】との料理本があり、ページを捲ってみるも。 基本的な料理の方法、炊飯器でのご飯の炊き方等は載っておらず……。 ドモン「………。こうなったら、イチかバチか!己の感性の赴くまま、実行するのみ! (米びつから米を取り出し)くっ……。量が分らん!!4人分ってどの位だ? (暫し迷い)まあ、適当でいいだろ。(炊飯釜に適当な量の米を入れ) これで水を張るんだよな(炊飯釜に水を注ぐ)うん?水が濁る……。これでいいのか? (ハッ!と手を打ち)あ、そういえば米は炊く前に洗うんだった!(昼の料理番組で見た、欠片の知識) ふふ……っ。危うく失敗する処だった」一々緊張しながら台所に立つドモン 222 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 5 投稿日: 03/01/24 10 05 ID ??? スーパー。カミオン店内、 アルはお菓子コーナーの棚から持ってきたお菓子を抱え、店内に居るシローとコウを探す。 アル「どこに行ったんだろう?」 クリス「あら!アルじゃない!」店内でカートを押してるクリス。会社帰りに寄ったらしい。 クリス「どうしたの?今日は」 アル「(略)…で、僕は兄さん達と買い物に来たんだ」 クリス「ふぅ~~ん。大変ね。お家のお手伝い、ご苦労様」 アル「う~うん。平気だよ!(鼻息を粗く)」 クリス「まぁ、頼もしいのね(微笑)」 店内のシローとコウ、生鮮食肉コーナー、ガラスケースの前、 シロー「あとは肉でも買うか……」 コウ「兄さん、やっぱり人参は辞めようよ」 シロー「う~~ん、豚と牛。どっちがいいものやら」 コウ「兄貴ってば!」 シロー「牛は又、危ないとかニュースで聞くし、豚かな?……ねぇ、その豚バラ肉くれない?」 ストライカー(食肉コーナー店員)「ハイ!如何程包みましょう?」 シロー「そうだね。4人だから……1kgもあれば十分かな?」 ストライカー「へぇ、そんなに?、何、作るんです?」 シロー「豚バラ肉と人参の煮込み(←どんな料理だよ!)みたいなモノをね。作ろうと思ってる」 ストライカー「じゃ、4人だし、800gでも十分過ぎる程ですよ」 シロー「そうなんだ……。コッチは弟任せで馴れてないからなぁ。じゃ、ソレでいいや」 ストライカー「毎度!今、包みますね」 コウ「……。(´・ω・`) (シロー兄さん、無視ですか……あくまで人参を入れるのね)」 223 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 6 投稿日: 03/01/24 10 06 ID ??? コウ「アル。何処に行った?(店内を見回し)アルーーー!!、あ!……」 アル「あ!、コウ兄ちゃん、クリスも来てたんだよ」アルとクリスがこちらに来る クリス「こんばんわ、コウ君。アルから聞いたわ。お留守番……、大変よね。ロラン君が居ないと」 コウ、顔を赤らめて「い、いやぁ……、そんな事ないですよ(何時見ても綺麗な人だな。こっちが緊張する) 僕とシロー兄さん、ドモン兄さんも残ってますしね。なんとかなりますよ」 アル「僕も居るよ!」 コウ「お前は唯、買い物に付いて来ただけだろうが」 アル「そんな事ないよ!僕だって役に立つよ!」 コウ「ああ、分ったよ、あの、クリスさん、今日は……」と、アルを手で押しのけ、クリスと会話を続ける。 アル「(子供扱いされ、イラつき)僕だって頑張ってるんだぞ!」 無視された腹いせにコウのスネを蹴り上げ、逃げるアル。 コウ「くぅ………、痛えぇえええ。畜生」その場に屈みこむ クリス「あの……、大丈夫?」 コウ「(涙目)だ、大丈夫です……。くそぅ、アルめ……」 クリス「兄弟で仲が良いのね(微笑)」 コウ「そんな事!今だって見たでしょ……、痛てぇ…。 アルは他の兄弟の前だと猫被るくせに、僕の前だと全然可愛くないんですよ。僕、アイツに嫌われてるみたいで」 クリス「そんな事ないと思うわ。アルはコウ君に認めて貰いたかった、コウ君が好きなのよ」 コウ「……そうですか?」 クリス「そうよ。何か……、私がお邪魔しちゃった感じがするな、御免なさいね」 コウ「そんな事(レジの方を見て)あ、シロー兄さんがレジに!すいません。行かないと!それじゃ」脚を引き摺りながら去る クリス「焼けるなぁ……、兄弟かぁ(呟くように)一人じゃ……生きていけないものね…」 224 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 7 投稿日: 03/01/24 10 07 ID ??? スーパー。カミオン店内、レジにて、 シロー「お、コウ。お前、何処に行ったんだよ」 コウ「御免……。兄さん(シローの隣にいるアルを睨む)」 シロー「あ、丁度良かった。このまま列に並んでてくれ。すぐ戻る」 コウ「あ、ハイって……、僕お金持ってないよ!」 シロー「すぐだからさ!」食品棚の方へ走るシロー、 レジの列に並んで待つ、コウとアル。二人共無言。 コウ(さっきのマッケンジーさん。アルが俺の事、好きだっていったよな……。アレ、どういう意味だ? しかし、痛い…。畜生。アルめ、本気で蹴りやがった。モンシア先輩のタックル並だぜ) アル「(コウを見上げて)サッキは………。御免ね」 コウ(なんだ?コイツから謝ってくるのは珍しいな………) アル「痛かった?」 コウ「ああ。(何か気味悪いな)けど、俺はラグビーやってるんだぜ。これ位は全然、平気さ」 アル「なんだぁー、心配して損しちゃったよ」 前の客がレジ会計を終え、 ネス(レジ係店員)「次のお客様。どうぞ」 コウ「あ、ハイ!」 シロー駆けつけて来る「ハァハァ、ご免。待たせた」買い物籠にカレー粉を入れて、 ネス、レジ打ち「(略)…一点、ガンダムラムネ一点、…(略)…」 シロー「お前(コウを見て)又、オマケ付きの菓子を(ガンダムラムネ、食玩)……」 コウ「ち、違うよぉ!僕は入れてないよ!」 アル「それ、僕が入れたんだ」 シロー「なんだ?アルだったのか、しょうがないなぁ……。今日だけだぞ」 コウ(シロー兄さん、毎回同じ事言って、甘いなぁ……) ネス「合計で\3487になります。」 コウは知らなかった。 先程の罪滅ぼしに、と。アルがコウの好きそうな食玩をコッソリと買い物籠へ入れた事を 225 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 7(番外) 投稿日: 03/01/24 10 08 ID ??? スーパー。カミオン入り口前、ガチャポンブースにて、 (コウの密かな趣味?としてガンプラ集めの他、食玩集め、 ガチャポンHGシリーズのコンプリートが在る。と、しときます、このネタ内では) なので、ガチャポンが目につくと必ずコインを入れる習性があるコウは 買い物帰りに寄るのでした。 ガチャポンケースを開けつつ、 コウ「このVGシリーズは新入荷なんだよね。と、さてさて……(中身を見て) をを!Vガンダムだ!!良かったぁ~『コンティオみたいなダサイ』の、じゃなくて、ガンダムが出て」 クロノクル「オイ!そこのお前!それを(Vガンダム)気軽に ガンダムなどと言うな!ヴィクトリータイプと呼べ!!」 と、一言と言うとその場から去る。 コウ「(;゚Д゚) ハァ? 」 (何?このマスク男?……、ディープなマニアは怖いなぁ。着いて行けないや……) 226 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 8 投稿日: 03/01/24 10 08 ID ??? 兄弟宅、 シロー、コウ、アル「ただいまぁ~」 ドモン「おう!待ってたぞ」 シロー「ドモン、風呂と飯はどうか?」 ドモン「完璧だ!」 シロー「よし、アルは先に風呂に入れ。食事は俺が作る!」 台所、 ドモン「兄貴、何を作るんだ?」 シロー「最初は【豚バラ肉と人参の煮込み】を作ろうと思ったんだが、 それじゃ、どんな味になるかワカランし、 丁度、玉葱とじゃが芋も家に余ってる、カレーを作るつもりだ。 レジに並んでる時に閃いて、カレー粉も買ってきた」 ドモン「カレーなら失敗は少ないだろうな」 シロー「ああ、但し、俺の特製!人参山盛りカレーだ!なぁ!コウ!!」 コウ「……。(´・ω・`) (シロー兄さん、無理に人参を増やさなくてもいいんですが)」 風呂場の方から アル「わぁぁああああ!!」 兄貴三人「どうした?」 アル、真っ裸で居間まで来る「お風呂、冷たかったよ!」 シロー「ドモン!お前!風呂沸かしたんだろ?」 ドモン「そうだ!!俺はちゃんと水を入れて……(ハァ!?もしや……)」 227 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 9 投稿日: 03/01/24 10 09 ID ??? コウ、風呂場に行き「風呂釜のスイッチが入ってないよ!ドモン兄さん」 シロー「ドモン~~~っ、(呆れた顔付きで)お前は風呂もマトモに入れらないのか? キングオブハートが聞いて呆れるぞ」 ドモン「……そ、そんな馬鹿なぁぁぁぁぁああああああ!!!」 確かに風呂釜のスイッチは入っていなかった…。 ドモンは風呂の用意をしながら、次に行う飯炊きの事を考えていた為、為、 すっかり、スイッチを入れる事を忘れていたのだ。 普段し慣れない事とは言え、凡ミスである。 ドモン「そんな……、俺が……、こんな凡ミスをするとは……未だ未だ修行不足と言う事か」その場で平伏す、 シロー「まぁ、いいさ……( #・∀・) 風呂が沸くまでは、先に飯にすればいい。コウは野菜の皮剥きを手伝ってくれ」 アル「僕もやる!」 コウ「いいから、お前は早く服着ろよ!何時までも裸だと風邪引くぞ」 シロー「今日は普段発揮出来ない、俺のオーバスキル!出させて貰う!!(密かに料理好き、上手くは無いが)」 コウ(シロー兄さん、目が燃えてる……。これで人参さえ入ってなかったらどれだけいいか……) 228 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 10 投稿日: 03/01/24 10 10 ID ??? 一時間経過…、 豚肉、玉葱、じゃが芋、特に人参が山盛りに入ったカレーが完成。 シロー「出来たぞ!(ロランのに比べると数段落ちるが、まぁギリギリ合格点かな)」 アル「やっとだよ!僕、お腹ペコペコ」 コウ「……お腹は減ってるけど(´・∀・`)(…やっぱり、人参山盛りですか)」 ドモン「……。(´・ω・`) 」先程の風呂釜の件を気にしてるらしく沈み気味。 シロー「(ドモンの沈み振りを見て)ドモン。お前は何時までもクヨクヨすんな。 ホラ、飯でも食って元気だせよ!……そうそう。飯はお前が炊いたんだよな。 お、ちゃんと炊けてるじゃないか!!」 ドモン「……ああ」 シロー「見ろよ!ドモンが炊いた白いふっくらしたご飯。綺麗に泡立って……って、え!! ……臭いも………ん!?、なんだ……、こりゃ!!」電気釜を開けて中のご飯の異変に驚く。 アル「変な臭いがするよ。このご飯………、うぇぇええええっ」 コウ「飯が泡立ってる……。しかも普通と違う妙な照りも入ってるし」 シロー「ドモン!?これはどうやって炊いた?」 ドモン「……可笑しいな、ちゃんと洗ったのに……、未だ洗い足りなかったのか?」 シロー「ドモン、洗った……、って……」 ドモン「あそこにある奴で(流しを指して)丁寧に洗ったつもりだが……」 コウ「って、兄さん、ママレモンで米を洗ったのを!?」 ドモン「……ああ、そうだ。いけなかったか?」 シロー「アホかぁああああ!!!、何処の世界に、洗剤入れて米洗う馬鹿が居るんだよぉぉおおお!!!」 ドモン「………………。(し、知らなかった)....(;´Д`)」再び、平伏す、 プルプルプルプル~♪プルプルプルプル~♪。電話が鳴る。 229 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 11 投稿日: 03/01/24 10 10 ID ??? プルプルプルプル~♪ガチャ。 シロー「ハイ。もしもし……。を!ロランか!!」 ロラン、修学旅行先のホテルロビーの公衆電話から「シロー兄さん、どうも」 シロー「そっちは楽しくやってるのか?」 ロラン「ハ、ハイ。色々と、面白いですよ(宴会を抜けて電話してるなんて、言えないもんなぁ)」 シロー「そうか、十分、楽しんで来いよ」 ロラン「そっちはどうです?キチンとご飯食べてます?アルは歯を磨きました?」 シロー「うっ!(少し言葉に詰り)まぁ…、その…、イラン心配はするな。 これから飯を食う処だ。忙しいんでな。それじゃ」ガチャ。受話器を切った。 ツーツーツー……。ツーツーツー……。 修学旅行先ホテル、ロビーにて、 ロラン「わぁ、イキナリ切るなんて……、シロー兄さん。幾ら、長距離電話だからって もう少し話したかったなぁ……。本当に家の方、大丈夫なんだろうか?」 受話器を置きながら暫し、家の事を心配してしまうロラン。 ソシエ、ロビーのロランを見つけ「こら!馬鹿ロラン!!途中で抜け出すとは何事よ!」 ロラン「あ、ソシエお嬢さん!」 ソシエ「アンタはウチの使用人なんだから、宴会も同席して、付き合うものでしょうが!」(顔赤い。酔ってる) ロラン「あわわ……(先生達に見つかるとヤバイや)そ、そうですよね。 ハイ…、さ、ソシエお嬢さん。お部屋に戻りましょ」ソシエを引っ張り、 ソシエ「大体ねぇ!使用人の癖に主人を放って、何処へ電話してんのよ!」 ロラン「い、家ですよぉ~~。もう、こんなに酔っちゃて……」 酔って益々、虎になるソシエにクダを巻かれる、修学旅行先での宴会最中のロランだったのです。 230 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 12 投稿日: 03/01/24 10 11 ID ??? 兄弟宅、 コウ「シロー兄さん、今の電話、誰?」 シロー「ロランからだ。あいつも心配性だな……。全く」 コウ「今日の事、話したの?」 シロー「話しても心配させるだけだろ(ちゃぶ台でカレーをよそり)だから、何も言わなかった。 さぁ、お前等も食べろ。飯は無いがな……」 アル「ドモン兄ちゃん、倒れ込んでるよ」 シロー「無視しとけ、暫くすれば元通りになるさ……(カレーだけ盛付て、アルに渡す)さぁ、食えよ」 居間で、黙々と食べる三人とその横で倒れ込んでるドモン。 シロー「どうだ?ロランみたいにはいかないが、中々、イケるだろ? 昔、警察宿舎で鍛えた腕だぞ(やや、自信ありげ)」 アル「う~~~~ん……。給食の人工蛋白よりはマシかな?美味しいよ」 シロー「こいつ!コウはどうだ?」 コウ「お、美味しいよ(人参以外はね。シロー兄さん)」 シロー「そうだろ。そうだろ。コウ。お前、もう少し人参足すか?」 コウ「え!?いいよ!!兄さん。もうイラナイよぉぉ!」 玄関から「ご免下さぁ~~い」 シロー「お、誰か来たみたいだ」 コウ「そうだね(助かった。これ以上人参を増やされたら堪んないよぉ)」 231 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 13 投稿日: 03/01/24 10 12 ID ??? シロー「どなたですか?」玄関を開けて、 クリス「マッケンジーです。こんばんわ……、今日はロラン君が居ないと聞いて、 少しお節介かな?とも思ったんですけど。これを(籠を手に)持ってきました。 夕ご飯食べちゃってたら、朝ご飯にでも……、如何です?レンジでチンすればいいだけですから」 シロー「ああ、すいません。わざわざ……、有り難く戴きます」 アル、玄関に駆け寄って「クリス!」 クリス「アル!こんばんわ」 アル「クリス聞いてよぉ!ドモン兄ちゃんがさぁ……わっ」口を手で塞がれて、 コウ、アルの口を塞ぎ「(苦笑い)こんばわ、マッケンジーさん。 (シローが貰った籠の中を見て)わぁ!グラタンですかぁ!!美味しそうだな」 クリス「ええ、マカロニのです。我が家秘伝のレシピなんですよ」 シロー「今、食事中なんで、早速ご馳走になりますよ」 クリス「そうですか?嬉しいです……。あ、食事中でしたよね? 私、お邪魔しちゃ悪いので帰ります。それじゃね。アル(手を振り)」 コウ「全然邪魔じゃないですって、本当、わざわざ有り難う御座いました」 アル「じゃあねぇ!クリス!!」 シロー「この辺は変態がウロウロしてますから (と、言ってもロラン目当てだから普通の女性は安心な訳だが) お気をつけて」 232 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 14 終 投稿日: 03/01/24 10 13 ID ??? クリス「ハイ、それじゃ。お休みなさい」 玄関を出て、一息つくと 外から家の玄関から声が漏れてくる。 コウ「アル!お前、余計な事言って我が家の恥を(ドモン)晒すような事辞めろよな!」 アル「なんだよぉ!本当の事じゃん!」 シロー「ほら、お前等、飯の途中だろが……、 マッケンジーさんから貰ったグラタン。未だ暖かいぞ。早速食うか」 コウ「美味そうだよね、これ」 シロー「俺のカレーよりも…、か?」 コウ「や、そんなは。ホラ!カレーにはカレーの。グラタンにはグラタンの美味さがあるじゃない!」 アル「コウ兄ちゃんは人参嫌いだから、シロー兄ちゃんの作ったカレーは(人参の量多め)美味しくないんだよね!」 コウ「なにを!!」 クリス、玄関外で「相変わらず……、か…。私にも兄弟が居たらあんなに仲良くなれるのかな?」 そんなこんなで『シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番』の一日目は無事、終わりを告げます。 もしかしたら二日目以降があるかもしれませんが、それは又、別のお話しと(一旦、終了) 401 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 15(再開) 投稿日: 03/01/30 00 31 ID ??? シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番1-14 の続きです 218-232 二日目、兄弟宅、朝の食卓にて、 シロー「美味いなぁ!このベーコン、(モグモグ)それにスクランブルエッグも、(モグモグ)パンに合うよ。 コウ、お前、ヤル時はヤルもんだな、見直した(モグモグ)」 コウ「や、そ、その……(四人組のお留守番~朝食編~を参照 260-262 )」 ギンガナム「小生、朝からパン食は好まんのだがなぁ(モグモグ)これは美味しいよぉぉおおお! 流石、ロラン君のお兄さん(モグモグ)このサラダもイケるねぇ(モグモグ)」 コウ「は、はぁ……、てっぇ!!又、アンタは勝手にぃ!」 シロー「ま、いいじゃないか(モグモグ)今週は人も少ないしな(モグモグ)一人や二人増えても」 コウ「シ、シロー兄さんがそう言うなら……」 ドモン「……」黙々と食べてる。一日目の失敗が堪えているらしい。 コウ「なんだ?アル、食欲ないのか?」 アル、半分程、残している「うん……、熱ぽくて……」 コウ「どれどれ(アルのオデコに手を当て、自分の額の熱さと比べ)熱はそんなに無いみたいだけど」 シロー「最近、寒いからな。風邪が流行ってるらしい(モグモグ)アル、暖かい格好していけよ」 アル「分ったョ……、僕、もう、行く」玄関へ、 シロー、玄関の方を見て「アル!熱が下がらなかったら保健室行けよ!」 ギンガナム「さて、(モグモグ)アル君の残りは小生が頂こうか……。」 コウ「ギンガナム!アンタ、人の家まで来て、そこまでするのかぁ!」 ギンガナム「人の残り物を食べて何が悪い?全く、(アルの皿を掴み、自分の皿に残り物を落とす) マナー通りに食事をしてますと言うのは(一口で放り込む)阿呆の言うことだ(モグモグ)」 シロー「(一連のヤリトリを無視して)じゃ、俺もそろそろ出るか、コウ。後片付け頼むぞ」 兄弟宅の塀の外から朝の食卓の風景を覗き込む影……、 鉄仮面「ふはははは、美味かろう、ギンガナム。これで貴様にも朝パン主義の良さが伝わった筈!!ふはははは」 402 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 16 投稿日: 03/01/30 00 31 ID ??? 俺はドモン=カッシュ。 コロニー格闘技の覇者であり、師匠からキング・オブ・ハートの紋章も受け継いだ ネオジャパンのGファイターだ。俺に恐れるモノなど、無い! しかし、 昨日の家事全般の失敗……、(風呂釜のスイッチ入れ忘れ、炊飯器で飯が炊けなかった、事など) 未だ未だ、修行不足と認識した。 己の不甲斐なさを恥、今日は何時も以上に熱を入れてトレーニングをしていたら 辺りは真っ暗に、少々熱を入れすぎたか。 急いで家に帰ると、アルが熱を出して寝込んでいる。朝から調子が悪かったらしい。 シロー兄さんと、コウが看病をしていた、 唯でさえ、人の居ない時に、アルの奴……、普段からの鍛錬を怠っているからこんな事に…… よし、昨日の失敗を挽回する為にも、ここで本気を出す!!! コウ「あ、ドモン兄さん、帰ってたの。夕飯もう直ぐだよ」アルの為に氷嚢に氷を入れながら、 ドモン「コウ、俺も手伝おうか?」 コウ「え………、( #・∀・)あ…、兄さんはいいよ。トレーニングで疲れてるでしょ? 夕飯まで居間で寛いでいてくれれば」アルの寝ている部屋へと急ぐ、 ドモン「そ、そうか……(台所に居るシローの方を向き)それじゃ、シロー兄さん!俺も何か手伝わせて貰うよ」 シロー「あ……、( #・∀・)や、その、こっちはもう、殆どやる事無いんだ。お前は……、そこでTVでも観てろ、な」 ドモン「わ、分った。しかし、何か手伝う事が有ったら言ってくれ」 シロー「ああ………、そうだな。その時は(多分無いけど)頼むよ」 何か、避けられてるような気もするが……、気のせいだろう。さて、今日の夕飯は何だろうか。 403 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 17 投稿日: 03/01/30 00 32 ID ??? 俺はドモン=カッシュ。以下略)……、昨日は中々アルの熱が下がらなくて シロー兄さんとコウは深夜まで看病を続けていたようだ。 俺は少し心配しながら、熟睡した。 次の日の朝。日課である朝のロードワークから戻って来たら………。 三日目、兄弟宅、早朝の台所にて、 ドモン「シ、シロー兄さん!!いったいどうしたんだ!シッカリしろぉぉおお!!」 台所で倒れてるシロー「……ああ、ドモンかぁ……、少し……、フラフラして……」 ドモン、シローを抱えて「す、凄い熱じゃないかぁ!!シロー兄さん。蒲団を敷くから、早く横になって!」 シロー「すまない…………。アルに風邪をうつされたらしい………」 ドモン「礼なんか、いいよ、兄さん。さ…」シローを部屋に運び蒲団に寝かし、 ドモン「おい!コウ!シロー兄さんが倒れたぞぉ!!」アル達の部屋を開けつつ、 コウ「あ、おはよう……ドモン兄さん。ゲホッ、ゲホッ、そうなんだ。シロー兄さんまでも。ゲホッ、ゲホッ」 夜通し看病した為、少しヤツレているコウ。 ドモン「コウ、お前も顔色悪いぞ。大丈夫なのか?」 コウ「うん…、ゲホッ、ゲホッ、僕は未だ…、ゲホッ、ゲホッ、大丈夫、ゲホッ」 ドモン「そうか……。昨日は徹夜したのか?(横で寝ているアルはグッタリしている)」 コウ「徹夜って程じゃないけどね。ゲホッ、ゲホッ、アルの熱が中々下がらなく…、ゲホッ、ゲホッ、 何回か、起きて…、ゲホッ、ゲホッ、氷嚢を取り替えた位…、ゲホッ」 ドモン「咳が酷いぞ、コウ」 コウ「ううん、大丈夫…、ゲホッ、ゲホッ、それよりも、ゲホッ、ゲホッ、アルを……、 病院に連れていかないと、ゲホッ、ゲホッ」 アルが待ちこんだ風邪に、皆ヤラレてる…………。 ま、俺が平気なのは日頃の鍛錬の成果だろうがな  ̄ー ̄)ニヤ 404 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 18 投稿日: 03/01/30 00 33 ID ??? 兄弟宅、午前中、 コウはアルを連れて病院へと向かった。 俺(ドモン)はシロー兄さんから頼まれた洗濯モノを片付ける為に、洗濯機の前に立っているのだが… どうにも勝手が判らない…………。 ドモン、山と堪っている洗濯モノを見て「さぁてぇ!ヤルかぁ!……、ええと、確か、 洗剤を入れ……、うん?、どの位の量入れるんだ?…………、ま、いい、適量と(素手で二掴み入れる) で、洗濯モノを入れて……(洗濯層に洗濯モノをギュウギュウに押し込む)これでスイッチを押せば!」 洗濯機が動き出す。ブィィイィィイイイン!!! ドモン「よおしぃ!これで完了。なんだ、簡単じゃないか。はっはははは」 俺は食べ損ねた朝食代わりとして、居間でカップラーメンを食べ、TVを観ながら寛いでいた。 が……、しかし、 シロー(か細い声で)「おい……、ドモン……、洗濯機が……、変だぞ」 廊下からシロー兄さんの声が聞こえた。んっ!? 俺は素早く廊下に脱衣所の洗濯機へと向かったが…………。 なんとぉ!!洗濯機から大量の泡が漏れて大変な事になってるじゃないかぁあああ!!! シロー、廊下の柱にモタレかかり「ドモン……、早く…、洗濯機……、止めろ」 ドモン「ああぁぁぁぁわ……、えーと、どれが停止ボタンだ?ええと……、ア!これだぁあああ!!!」 俺の押したボタンが正しかったらしく、洗濯機から泡が吹き出るのが止まった。 なんだ?この洗濯機は…………、洗濯もマトモに出来ない代物なのか? ドモン「兄さん、この洗濯機おかしいぞ。壊れてたんじゃないのか?」 シロー「洗濯は………、もう、いい………、( #・∀・)お前は………TVでも観てろ」 405 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 19 投稿日: 03/01/30 00 33 ID ??? 兄弟宅、夕方、 病院から帰ってきたアルは相変わらず寝てる。 連れていったコウも同じく、熱を出して寝てしまった。 シロー兄さんは午前中よりも、益々酷くなったようだ………。 今、家でマトモに動けるのは俺(ドモン)しか居ない。 俺は風邪に打ち勝った訳だ。ま、これも日頃の鍛錬の成果だな  ̄ー ̄)ニヤ しかし………、寝てる全員の看病を俺がしなくてはイケナイ。 これも修行と思えばキツクは無い筈………。だが、正直、参った……。 こんな時、ロランが居てくれれば……。 プルプルプルプル~♪プルプルプルプル~♪。電話が鳴る。 ドモン、受話器を取り「何か様か?」 ロラン「わぁあ!吃驚した……。ドモン兄さん、怖いですよ。その出方は」 ドモン「おお!ロランかぁ!!」 ロラン「ハイ、こっちは今、宿泊先のホテルに着いた処です」 ドモン「そうか、そっちはどうだ?」 ロラン「色々と楽しいですよ(ジュドー達は毎晩宴会してるって話しだけど)あ、あの…、シロー兄さん、居ます?」 ドモン「えっ!……シ、シロー兄さんに何か様なのか?」 ロラン「今日辺り、新聞の集金が来るからその事を…」 ドモン「(少し沈んだ声で)そ、それがなぁ……」 ロラン「ハッ!どうしたんです?ドモン兄さん何か有ったんですか?」 406 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 20 投稿日: 03/01/30 00 34 ID ??? 俺は(ドモン)受話器を握り、迷っていた……。 ロランから電話があり、遂、「帰って来てくれ!」と口から零れだしそうだった。 ロラン「兄さん!?ドモン兄さん!?何か有ったんですか?」 ドモン「ロラン……あの、なぁ…………」 その瞬間、俺の脳裏に師匠のお言葉が浮かんだのだ!! ドモンの脳内回想中~~~ギアナ高地。 東方不敗「だぁからお前はアホなのだぁ! そうやって危機的状況に陥る時にお前は、何時も誰かに助けられてきた!! シュバルツ、レイン、他、シャッフル同盟の仲間達にだぁあ!!仲間に頼るのも良い!! しかぁし、独りで困難に立ち向かわないで何が、キングオブハートぞぉ? 足を踏ん張り、腰を入れんかぁ!!自分の道は自分で切り開く! それこそ……流派!東方不敗は!!」 ドモン「王者の風よ!」 東方不敗「全新!」 ドモン「系列!」 東、ド「天破侠乱!!見よ! 東方は赤く燃えているぅぅっ!!!」 ドモン「し、師匠ぉぉぉおおお」 ~~~脳内回想終了 ロラン「兄さん?」 ドモン「…………あ、や、何でもない。シロー兄さんは未だ帰ってきてないんだ。 集金の事は伝えておく。それじゃな」ガチャ。受話器を切る。 師匠。俺は危うく師匠のお言葉を忘れ、弟に助けを乞う処でした。お許しを……。 こうなったら、この状況、独りで乗り切ってみせます。師匠!!! 407 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 21 投稿日: 03/01/30 00 35 ID ??? ツーツーツー……。ツーツーツー……。 修学旅行先ホテル、お土産モノ売店売り場、横の公衆電話にて、 ロラン「……もう、シロー兄さんも、ドモン兄さんもイキナリ切るんだもんなぁ……、 集金のお金の置いてる場所も聞かないで……」 ソシエ「ロラン、何、コソコソ電話してるのさ?」 ロラン「あ、ソシエお嬢さん!あの……、家に、ですよ」 ソシエ「嘘!どーせ、ディアナ様に電話してたんでしょ!!」 ロラン「そんな訳ないでしょう。本当に家なんですよ」 ソシエ、ロランの顔を覗きこんで「本当に?」 ロラン「こんな事で嘘なんかつく訳ないじゃないですかぁ……」 ソシエ「ふ~~ん、まぁ、いいわ……(土産物売店を見て)丁度良いからロランは私の買いモノに付き合うのよ。 お父様とお母様、ジェシカに、サムに、メシェー……、一杯買うんだから」 ロラン「なんで僕がソシエお嬢さんの荷物持ちをするんです?」 ソシエ「アンタはウチの運転手なんだから、あたしの荷物を部屋まで運ぶのも仕事でしょ」 ロラン「そうでしたね」 ソシエ「(売店のキーホルダーを眺めて)うーん、鯨かぁ」 ロラン「これなんかはどうです?(舐め猫のキーホルダーを持ち)」 ソシエ「ロラン、趣味悪ぅぅぅぅぅぅ……、今時、舐め猫なんか貰って誰が喜ぶのよぉ!」 ロラン「そうですか?(ディアナ様は好きなんだけどなぁ)一口にお土産って言われても、難しいですねぇ」 408 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 22 投稿日: 03/01/30 00 36 ID ??? 俺は(ドモン)この難局を独りで乗り切る決意をした! まず、飯を作らないとな………病人には……お粥か? しかし、どうやって作ったら(居間をグルグル歩き回りながら)…………そうだ!奴だぁ!! ドモン、電話をかける「ああ、サイサイシーか、店が忙しいのにスマン。実は…… (略)…と、言う訳だ……。ん?、いいや、こっちに来なくていい。その代わり、 お粥の作り方を教えてくれ……、ふんふん……、成る程 (サイサイシーからお粥の作り方を聞き、メモを取る)ようし、大体、分った。ありがとうな!」 サイサイシー「いいって、いいって、ドモンの兄貴ぃ!けど、本当に俺が行かなくていいの?」 ドモン「ああ、俺、独りで十分だ!」 俺は台所で精神を集中させる為、座禅を組んだ……………。一時間半経過、 ドモン、クワァッ!と目を見開いて「見えた!見えたぞ!水の一滴!!!これぞ明鏡止水の極意成り!!」 スーパーモードに入る。手際こそ悪いが、サイサイシーの指示通りの手順でお粥を作っていると…… ピンポーーーーーーン!! 玄関口にて、 ルチーナ「集金ですーーーーーーーぇ!!」 ドモン(スーパーモード)「ん?何だ……」 ルチーナ「きゃ!(こ、この人、光ってる……普通じゃないよ)あ、あの新聞の集金を……」 ドモン(スーパーモード)「今、忙しい。今度にしてくれ」 ルチーナ「(目もテンパってる……ヤバそう)あ……、ハイ、じゃ、又、今度伺います」ソソクサと帰る。 ドモン(物分りの良い奴で良かった。さぁ、続けるか) 409 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 23 投稿日: 03/01/30 00 37 ID ??? 兄弟宅、夜、居間にて、 ドモン「さぁ、兄さん、コウ、アル。俺が作ったお粥だ。食ってくれ」 シロー「………。」 コウ「………。」 アル「………。」 アル「(小声で)僕、ヤだよ…。コウ兄ちゃんから食べてよ」 コウ「(小声で)俺もご免だよ…、ゲホッ、ゲホッ、シロー兄さん」 シロー「(小声で)し、仕方ない……。死にやしない……さ (一口、口の中にお粥を放り込んで)モグモグ……(もう一口)モグモグ……。おっ!? こりゃ、イケる!!お前等も食べてみろ…。モグモグ」 アルとコウも恐る恐る、口に運ぶと、 アル、コウ「お、美味しい!?」 ドモン、三人が食べてるの見ながら「良かった……。サイサイシーから作り方を聞いたんだ」 コウ「この溶き玉子も、モグモグ……、美味い!モグモグ……」 シロー「少し鶏肉も入ってるな、モグモグ……、中華風か?モグモグ……」 アル「ロラン兄ちゃんのと、同じ位美味しいよ。モグモグ……」 ドモン「ホラ、未だ、お替りはある。皆、沢山食べて元気を出してくれ!!」 鍋に用意されたお粥は見事、空に。 病人三人は各自寝床へ シロー、部屋に帰る前に「ドモン、お前のお粥。本当に美味しかったよ。ありがとう」 ドモン「に、兄さぁぁあん…… 。゚(゚´Д`゚)゚。。 」 410 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 24 投稿日: 03/01/30 00 37 ID ??? 居間のちゃぶ台に平伏すドモン、 お粥を作る事だけに全精力を使い果たし、今では指一本動かすのスラ、やっとだった。 ドモン(普段のトレーニングでは使わない別の筋肉神経を使ったようだ……。消耗が激しい。 未だ、台所の後片付け、洗濯モノのやり直し、やる事が山のようにある……) お粥を無事作れた達成感と、兄弟達が美味しく平らげてくれた安堵感に包まれ、 意識が薄れいくのを感じていた。 ドモン「ここで俺が倒れると…………………………チィ!もう、駄目だ……。 頼みたくは、なかったが……………」 腕時計のボタンを押した処、ドモンの意識が途切れた。 エマージェンシーコール!!!プッ!プッ!プッ!プッ!プッ!プッ!プッ!プッ!プッ!プッ! とある場所にて、 「ドモンからのエマージェンシーコール!? 何か有ったのかしら??」 411 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 25 投稿日: 03/01/30 00 38 ID ??? 暫くして……。 兄弟宅、玄関口、 レイン「ドモンのエマージェンシが鳴っているのは、この家の筈だけど………、 自宅でエマージェンシって……(ドアを叩く)ご免くださ~~い(シーーーーーーーン) 明かりは付いてるから、誰か、家に居る筈?よね………」 家を上がり、散策するレイン。 居間のちゃぶ台で平伏すドモンを発見、 レイン「ド、ドモン!どうしたの?しっかりして……」 ドモンの身体を揺するも反応が無い。 レイン、携帯用のメディカルチェックキットを取り出し「どうやら唯の疲労らしいわね……良かった」 (それにしても、何故?エプロンを着けたドモンが居間で寝てるのかしら? そういえば、兄弟の多い家なのに人気が無いわ……) ドモンをそのままに、家の散策を続けるレイン。 洗濯機の横には山と積まれた洗濯モノが貯まり、 兄弟の各部屋では風邪をひいて寝込んでいるシロー、コウ、アルを発見。 レイン「こ、これはぁ Σ(゚Д゚;) !?」 412 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 26 投稿日: 03/01/30 00 39 ID ??? 「トントントントントントントントントントン」 ドモン「うっ…………、う~~~ん……。(陽射しを手で覆いながら)なんだ?味噌汁の臭い? ロランが帰ってきた?や……違うな」 四日目の朝、兄弟宅、居間にて、 朝になり、居間のちゃぶ台でで目覚めたドモン。 台所を見るとエプロンをつけて朝の支度をするレインの後ろ姿が在った。 レイン「あら?ドモン、起しちゃった?」 ドモン「あ、ああ………その……、レイン?」 レイン「何?………あ、そうそう、このお粥、後は暖めるだけでいいから、 病人さん達が起きて来たら食べさせてあげてね。ドモンの分は今、作ってるから」 ドモン「………分った」 庭にて、大量の洗濯モノを干しながら レイン「今日は天気がいいわ!洗濯物日和ね。フンフフンフン♪フフ~フン♪」 ドモン「(恥ずかしそうに)すまん、レイン。こんな事を頼んで………」 レイン「私はドモンのサポートクルーなんだから、 選手の体調管理から試合に臨む環境の整備をするのも、仕事の内よ!けど………、ね」 ドモン「(慌てて)な、なんだ?」 レイン「ううん。何でもない!(微笑み)」 他、レインの処方した薬の効果でシロー、コウ、アルの熱も下がり、翌日には回復したのだった。 413 名前: シロー=ドモン=コウ=アルのお留守番 27(終) 投稿日: 03/01/30 00 40 ID ??? 五日目の夜、兄弟宅、 修学旅行組「ただいまー!!」 コウ「おかえり!」 シーブック「こいつ等(ジュドーとガロード)毎晩騒ぎしてるんだぜ!」 ガロード「そんな、バラさなくても……」 ウッソ「僕、畑、見てきます!」 ヒイロ「任務完了」 キラ「やっぱり、家が1番だね」 アル「お土産は!?」 カミーユ「ん?アルにはなぁ……」 一気に賑やかになる兄弟宅。 ロラン「何か変った事はありませんでした?」 シロー「いや(汗)何もない……よな?コウ」 コウ「う、うん!特に変った事は無かったよ(汗)」 ロラン、家を見回し「わぁ~~~凄い!掃除、完璧ですよ!埃が殆ど、落ちてない!! (箪笥を見て)洗濯もキチンとやってくれてる!!台所周りも綺麗だぁ!!凄いです!!」 シロー「あ?そうか………、それは……、ドモンが独りで頑張ってたからな……」 (シロー達は寝込んでいた為、レインの手助けを知らず、ドモンも語らなかった) ロラン「え!?ドモン兄さんが? (なんだろう、この胸のムカつき……もしかして、僕、ドモン兄さんに嫉妬してる?) い、以外ですね……。ははははっ。あ、もう靴下の畳み方が違いますよ(こんな些細な事、僕は……粗探ししてる) あ、ドモン兄さんはどうしたんです?」 コウ「今日は後楽園ホールで試合があるんだって、未だ帰ってきてないけどね」 ロラン「そうですか……」 ロランは驚きべき家事能力がドモンに備わってると勘違いし、 嫉妬心に燃やしている自分に対して自己嫌悪に陥るのだった。(終) link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ 5コマ以上 アルフレッド・イズルハ コウ・ウラキ シロー・アマダ ドモン・カッシュ 留守番